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T.Nishijima

Author:T.Nishijima
2010年2月に妻が脳幹出血で倒れる。2013年3月に白雪姫プロジェクトと出会い、積極的なリハビリアプローチを始めるため、その回復への道のりを記録しようと日記をはじめました。また、このプロジェクトの存在を知ってもらいたいと思っています。
http://www.shirayukihime-project.net/

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これなーんだ。(※かっこちゃん作)
写真

今日は、僕の顔を見るなり「い」「く」を連続3回も大きく意思表示。これは、通訳すると「車椅子にすっごく乗りたいの!」という意味です。はいはい、そうしましょう。「ねぇ、その口動かすのって、すごく大変なの?」「うー」「すごい!、大変なんだね。でも、そのNOを、い、YESを、う、って出来るのようなると、正確にYES , NOはわかるようになるよ。」“パチリ” とまばたき「そーか、大変だって言ったばかりだもんな。もう、口は無理なんだね」“パチリ” 「はい、わかりました」

・・・とその時、歯科衛生士さんが来た。毎週水曜日は歯科衛生士さんがお口のケアをしてくれるのだ。そーだ!いいこと思いついた!端座位でお口のケアをやってもらおう!・・・ここのところ端座位を毎日やっていると、口が開けやすそうだということに気がついた。こうすれば、歯の裏側や、舌などのケアがやりやすいかもしれないと思っていたときに、そのチャンスはやって来た。歯科衛生士の方がびっくりしながら「すごいすごい。口が開けやすいですね。すごーい。・・・すごいしか言えない(笑)」と話をしながら、お口のケアをみっちりやってくれた。ベッドの背を起こしてやるのと、端座位とでは、ものすごく違うのだ。これも、新しい発見だ!歯科衛生士の方から「毎週水曜日、これでやれるといいですね!」と言ってもらえた。妻も、よってたかってのケアで、刺激だったようで積極的に対応していたように思う。これは、毎週できればこのやり方にしよう。また一つ楽しみが増えた(笑)

さて、やっと車椅子です。今日は風が強い。左目がとじないので、こんな日にはこの写真のアイテムが優れた効果を発揮する!これを片目だけウルトラマンのようになっちゃうけど、テープで左目を覆うように貼付けてから外へいくのだ。風でゴミが飛んで来たり、蚊などの小さな虫が目に飛び込むこともありえるし、そもそも風で水分が飛ばされ乾きやすくなってしまう。それを、この秘密のアイテムは優れた効果で守ってくれるのだ。これは、何を隠そう、かっこちゃん作である。かっこちゃんは、何でも自分で作る。曼荼羅もブックカバーも、そしてこんな特製の目の保護カバーも作るのです。これは、病院で使用している水のベットドトルの首の下の、肩あたりのカーブラインのことろを切り出して、切り取り面が肌にあたるときに痛いといけないので、そこはライターの火であぶり、肌にやさしくしてあるという、超手作りの逸品です。この目のカバーに守られながら、風が強くても外に出て40分程度気持ちよく、風に吹かれていました。

外に出ると、ツバメが風と遊んでいた。ピューっと風に乗って飛んでくると急旋回しながら上昇し、そこで羽を広げて向かい風を受けて空中で一瞬止まる、そしてそこからまたビューン。この動きの実況中継をしながら妻と外に40分ほど風の中にいた。ツバメを見ながら、ツバメの鳴き声ってどんなんだったけな?って思いながら話をしていたら、チチ、チチチー、とかいいながら空中を駆け抜ける。あんな声だったけね?と妻の顔をみても、いつもの鉄仮面みたいな顔で気持ちよさそうに目を閉じていた。

ベッドにもどり、最後に、志村けんの番組を録画していたDVDを見せたら、相変わらずパッチリ目をあけて、鉄仮面のまま見ていた。この顔の中に笑顔が隠されているのかもしれない、と思い、真剣に眺めてみるが、やっぱり僕にはその笑顔はわからない。柴田先生も優さんも、笑顔がわかるのに、27年も一緒にいるのに僕にはわからない。困ったものだ。

スイッチはなかなか進まない。意思と連動して指を動かすのは、なかなか難しい。まだ、指を動かすのは、色々な条件がうまくあったときに動く。・・・これは外部の僕から見ると、偶然にタイミングがやってきて、動かせるときがある。というように感じる。これを、どうやって次に繋げていけばいいのか?とても難しい。
ゆっくり、ゆったりやっていこう。

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未分類 | 20:16:18 | トラックバック(0) | コメント(1)
奇跡の煩悩
左の親指が動いた。
http://www.facebook.com/video/video.php?v=466883140056006&saved
動きが大きくて、わかりやすい。とても嬉しい。

・・・でも、コンスタントに出来るわけではない。
全ての要因がその時にうまく合わさっている事が大切なのだろう。体調、気分、身体の角度、肩から腕の角度や体勢、掌の方向、親指の神経がうまくひっかかっているか?などなど、、、たぶん、僕にはわからないことがたくさんあるだろう。その条件が、うまく揃うと、こういうことが起こるのだろう。

ジル・ボルト・テーラーの「奇跡の脳」を読んでいる。
妻の「意識」はどのレベルで、何を感じているのだろう?僕の声はうるさくはないだろうか?たぶん、大丈夫だ。何故かと言えば、いつも眠そうだ。でも本当にそうか?目を閉じてシャットアウトを試みている可能性だってある。本当のところはわからに。妻が気になるキーワードを伝えるときは、すぐに目はしっかりする。脳は正直だ。

スイッチには興味があるようだ。言葉を取り戻したい気持ちに変わりはないようだ。目的がいっしょなら、多少回り道しても、その意味も理解してくれるだろう。その気持ちがあれば、うまく行くはずだ。そう信じて続けるだけだ。

未分類 | 19:55:20 | トラックバック(0) | コメント(1)
1987



妻の手帳を見つけた。表紙は1987と書いてある。当時息子1歳、妻27歳の頃だ。
この手帳は子育てスタートしながらも、やる気まんまんの妻のお料理メモだ。メモはこれだけではなく、料理本の切り抜きをファイルにしてあったり、紙切れに書いたメモを投げ込んであったり、大量にある。そのお料理メモのスタートがこの手帳からだったのだろう。

パッと開いたページはシミだらけだ。けんちん汁、里芋の煮もの、小松菜のごはん、トマトリゾット、などとその簡易レシピが書かれている。こんなメモでわかるのかな?

そう言えば、子供たちが3年前、妻が倒れた時に、この妻のレシピ集を探していたことがある。あまり気にしていなかったが、きっと母親の味を保管しておきたいとでも思ったのか?それとも、作りたかった料理でもあったのかな?母親と料理は確かに密接な関係だ。混乱している時の人間は、なんだか変なことにこだわる時がある。

息子たちの好きだった料理は何だったのだろう? 今度、会った時に聞いてみよう。
このお料理メモから倒れるまでは22年もあったのに、小松菜のごはんは食べたことがない。

未分類 | 10:25:48 | トラックバック(0) | コメント(0)
スイッチ特訓6日目
練習を始めたばかりですから、難しいのは当たり前です。
http://www.facebook.com/photo.php?v=466477380096582
しかし、問題は、スイッチの選択、押す方法はこの指で、この方法でいいのか?スイッチセンサーの感知レベル設定などです。本人はもっと違う方法を望んでいるのかもしれません。しかし、僕にはわからない。だから時間をかけて、一つ一つ確かめながらやっていくだけです。手の指を観察していると、違う方法もあるように感じるから、一つ一つ確かめる。しかし、慌てて違う所へ移すと、本人はやっと練習してもう少しなのに、もう違うところ?なんて事だってありえる。ここら辺が難しい。

意識を集中しているから、疲れるのも早いように思う。ぐったりしているから、テレビを見せようと思い、イアホンを耳にいれようとしたら「いらない」と首をわずかに横にふる。あれ?いらないの?ともう一度イアホンを持っていくとやはり「いらない」そして、僕の目を見て何か言う。

あぁ、今日は暑かったから外に出ないでベッドでの端座位と、スイッチ訓練だけに集中していたから、外に行きたいのだな。しかし、もう処置の時間がせまっているから、今から車椅子には乗れない。ちゃんと説明をしたら、「わかった」とでもいうように、微かにうなずく。なるほど、これが「わかった」=Yesの合図なら、これで今後統一しよう。どう?「うん」・・・本当かなぁ?でも、それが出来れば一番わかりやすい。では、NOをやってみて!「うん」・・・あぁー、違うんだよ。それだと、僕にはYesと同じ動きにしか見えないよ。NOはさっきみたいに首を横にふればいいよ。「うん」・・・そうね。いっぺんに色々、求めるのは僕の焦りだろうな。うんうん。それでいい。

未分類 | 17:38:25 | トラックバック(0) | コメント(2)
はじめの一歩
今日も発熱中。37.9℃ これじゃぁ目は開かない。さてさて今日はどうしようか。コーヒーを買い忘れて来てしまったので、今日は缶コーヒーですと声をかけながらスプーンに3滴ほどを唇にもっていく。口を少し動かしながら、味わっているように見える。それからゆっくり目を開いて、入魂の「い」「く」と1回だけ口を動かした。へぇ、やる気あるな。では今日はベッドでの端座位はパスして、車椅子にすぐにのろう。お外は小雨だから、軒下で身体を冷やして、少し熱を下げよう。

いつものように、妻の背中に帯をまわして僕の腰へ結ぶ。背中を背もたれから起こして、首を少し上に向いて確保しながら30分、朗読付き。熱を計ってみると36.9℃だ。1℃下げた。「よしスイッチの練習する?」まばたきパチッ!、「よし!やる気あるね!」ベッドにもどって、まずはエアバッグセンサで、右手、左手を順番に試す。僕は今までの動きを総合し評価すると、握力は右のほうが強いけど、指の動きは左手のほうがあるように感じている。もちろんコンスタントに動くわけではないが、動いた時に感じる総合評価だ。やはり左手の指に今日は的を絞ってみよう。エアバッグやディップスポンジセンサーでは、呼吸の勢いで腕が動くことを利用して音を鳴らすことをやるのだが、これは止めてみてと言っても、呼吸と連動して音が鳴ってしまう。これでは意識通りに数をコントロールすることが出来ない。今日はそれでも左手に集中しよう。ディップスポンジを台にして、ピエゾセンサを左手親指の下へ置いてみようと思いつきやってみた。これだと微かな動きを感知してくれる。素晴らしいセンサーだ。

「ピー」、「いいね」、「ピー」、「いーねー!」、「ピー」

これかも!これかもしれない!
http://www.facebook.com/photo.php?v=465311080213212

「0」(ゼロ)と「1」の差を考える。3年前は動きはゼロだった。「0」をどうやったら「1」に出来るか?手がかりが全くない中、「0」から「1」への飛躍はとても大変だっただろう。しかし今僕らは「1」を手に入れた。「1」を「1.5」へ、そして「2」へと伸ばしてゆくことには、きっと手がかりがあるはずだ。はじめの「1」歩を手に入れることが出来れば、富士山の頂上までだって歩けるはずだ。

「明日もやろうね。目を閉じたままでいいから、イメージトレーニングしておいてね。」

未分類 | 18:53:24 | トラックバック(0) | コメント(0)
何にも知らない僕
37.8℃、もちろん目は開かない。今日は、ベッドの上で身体を冷やしながら、テレビを聞いてもらうことにしよう。ウトウトしながら、テレビを聞く。最高の幸せでしょ?

僕の予想はいつも外れるから、これからは系統だてしないでランダムに録画してみることにした。だいたい僕が好きなのはほとんどがNHKスペシャルとか、宇宙、地球、人間の起源とかそんなのだから、妻は見ない。たまに一緒にいると、しょうがないから僕につきあって見ているというような感じだった。だから僕は妻の好みは知らない。たぶん料理番組とバラエティかな。昨日はスマステがフルーツ特集。チューボーですよもあって、さまぁ〜ずの番組も録画した。みな内容は見ていないが、CMだけ編集して短くしてDVDRにして持って来ている。さ、ビデオ聞きながら居眠りしてください。

ゴロゴロゴロ、ヒー、ゴロゴロ、ッフゥー、ゴロゴロ〜
肺に唾液が入ってゴロゴロしているのが、おっさんのイビキみたいに感じる。テレビつけて居眠りしているおっさんをイメージすると、これはかつて家庭では粗大ゴミのように言われながら、たまの休みの日をゴロ寝ばかりしているサラリーマンであった僕も、それなりに幸せだったように思う。妻のこれはイビキではないし、もう少しかわいい。

たまーに、ズルしているようなウス目を開けてDVDを盗み見している。
あれ、急に目をひらいた。どんなシーンなのだろう?あれ?ゴローちゃんが、トムクルーズの映画の解説をしているようだが、画面には「ストーリーを忘れた」と出ている。音が聞こえないので何もわからないが、どうもへんなところで反応する。映画紹介のサウンドで目を覚ましたのかな?わからない。しかし、また目を閉じてしまう。また、しばらくしてウス目だ。今度は、チューボーでゲストは森山良子さんだ。あー、また眠った。この後で、スイッチの練習しようと思っているのだけど、どーだろうなぁと思っていたら、次に目をあけたときはカルボナーラ完成の時。ネブライザーをかけ始めながら試食を見ている。きっとコメントを楽しんでいるのだろう。ネブライザー効果もあって、何度もゴクンとする。これはいい。嚥下が上手に出来ている。すごく頻繁にゴックンとする。食べたいのだろうなぁ、、、って思って画面を見てみると、すでにさまぁ〜ず。なんか、この人、こう言うのが好きみたいだな。僕は妻のことを何も知らないようだ。倒れるまでの24年、いったい何をやってきたのだろう?まったく知らなかったな。スイッチ持って来たけど、今日は、さまぁ〜ずで終了か?

一応聞いてみよう。「ね、スイッチ練習やる?」まばたきパチッ。「ホント?いいね、やる?」パチッ!あぁ、いい事ってあるもんなんだなぁ。神様も見捨てたままじゃなかったんだな。じゃぁ、スイッチやってみよう!、、とやってみた。スイッチの経緯は、詳細を書いてもつまらない。そんなに簡単にうまくはいかないからだ。しかし、スイッチに対する意欲は評価できる。きっと妻も言葉がほしいのだ。

体温を計ったら35.8℃だった。冷やしすぎちゃった。布団をかけて退散。

未分類 | 17:25:59 | トラックバック(0) | コメント(2)
正直者の怠け者
今日は少し熱があった。僕の顔を見ても口がうごかない。スイッチのレンタルセットが来たから、それを見せると、そちらのほうに興味があるようだった。なので、スイッチの練習を少しだけやった。意識的にやれているのか?偶然なのかはわからないが、呼吸の反動で定期的にブザーをならす。しかし、これは安定的ではない。手が反応しているのではなくて、呼吸の身体の動きを利用して、その反動で手の圧力が強くなるのをセンサーが感知しているというレベルだ。これがもしも意識的なコントロールであれば、それはそれでもいいのだけど、そうではないだろう。まだ偶然の範囲のように感じる。それから端座位はやりましょうねと15分。とても痰がよくでる。ゲホゲホとカニューレから頻繁に吐き出す。端座位あとに、車椅子乗る?と質問すると「い」「く」と口を小さく動かした。僕もそのほうがいいと思う。今日も外は気持ちがいいから、木陰で風に吹かれれば、熱も少しは下がるだろうから、ちょっとだけ行ってみよう。

30分でベッドにもどり、今度は「言語聴覚療法」のリハビリが40分。リハビリがはじまった途端に、また眠り姫だ。あーあ、本当に困ったものだ。熱はこの段階で37℃。少しだるいんだろうな。でもここが、頑張りどころなんだよ。リハビリ担当者が「西嶋サーン。目を開けてくださーい。がんばりましょー!」「・・・・」・・・これ、気持ちがくじけるんだよなぁ、、、「すみません。最近、眠り姫になっていまして、、気にせずがんがんやってください」「どーしてでしょうね。ここのところ、目がなかなか開かないんですよね。口も動かないのですが、ご主人が来た時ははっきりと口を動かすのですか?」「はい、かなりはっきりと「いー」「くー」とやります」「そーですかー。私だとなかなか難しいんですー。」・・・・と、話しながら申し訳ないなぁと思います。やはりリハビリは本人のやる気の問題だから、もっと気合いを入れてやってほしいのですが、目の前には眠り姫。。。。2年前は、あいうえお、の練習とか、一生懸命やっていたのに、何故、ここでパッタリ止めてしまったのだろう?

オデコをペンとして、目を覗き込んでみる。しかしその目は本当に眠そうで、黒目が少し上に上がっている。これが演技だったらすごいけど、本物の眠気だろう。きっと「あぁ、ちゃんと頑張らないと」と思ってはいるのだけど、生理的に眠ってしまうのだろう。そう言えば昔々、僕も、興味がある事は出来るけど、興味のないものは、まったく意欲が出て来なくて居眠りしていた高校時代があった。とりわけ古典は眠ってしまっていた。決して反抗していたわけではない、生理的にどうしても眠くなってしまう、そんな事ってあったなと思いながら妻の寝顔を眺めていた。

さー、リハビリが終わった。昨日はオムツ交換で中断してしまった、鶴瓶さんの「スジナシ」を約束通り見ましょうね。「はい。スジナシ、スタート!」・・・と、あの黒目を上に向けて、眠そうな眼差しはどこへ?瞬間にパッチリ目を開けた。あぁ、しかし人間とはこういう動物だ。決して妻が怠けているわけではないのだろう。正直なだけだ。でも、この正直な怠け者を今後どうやって導いていけばよいのだろう?そんなことを考えている所に、看護師さんがネブライザーをかけに来た。「今まで、リハビリのときは眠っていたのに、今はこんなに目をしっかり開けているんですよ(笑)」「へー、何見ているんですか?あっ、これスジナシだ!私も見た事ある、面白いですよね!」と話が転がると、妻は首を動かし、その看護師さんへ向かって何か唇を動かした。「モグモグモグ」「ねー、面白いですよね!」「モグモグモグ」・・・・きっと「そーなの、これ面白いの」とでも言っているようだ。ふーむ。「スジナシ」視聴のほうが、口を動かすリハビリになっている。柴田先生が筆談で伝えてくれた、妻の「つまらないから」という文字が頭に浮かぶ。この正直者の怠け者。どうしたものか。

未分類 | 20:13:10 | トラックバック(0) | コメント(2)
眠り姫の謎
いつも、はじまりはハッピー。待ってました!とばかりの顔つきで「いー」と口を横にして、「くー」としっかり口を尖らせる。この時の目はとても輝いていて、口もとてもよく動く。この瞬間が一日の中で一番好きだ。今日はコーヒーが飽きただろうと思って、オレンジジュースにしてみた。ちょっと酸っぱかったのかな?口をものすごく動かして反応した。とにかく、「動き」があることはとてもうれしい。まばたき一つでもうれしいし、手が動いたらワオなのだ。

はい、もうわかっているんです。妻はいつも車椅子に乗るまでのアプローチは積極的なのに、目的をはたすとあっという間に「眠り姫」に変身します。何故目を閉じているの?と質問してみて、柴田先生に通訳してもらったところ、その理由は「つまらないから」という理由でした。がーん。そんなにツマラナイのかな?その真意はわからない、深く考えるのはやめよう。「はいはい、今日は気持ちいいですよ。カラッとしているから、外にいこうね。いつもの木陰で涼みましょう」車椅子にのって、爽やかな風の中、鳥のさえずりを聞きながら、ものすごく気持ちよさそうにやっぱり今日も目を閉じた。僕は妻の背中に帯をまわして、それを自分の腰に結びつけて、妻の背中を立てて、首を支えながら、目を閉じた妻の顔を30分眺める。「気持ちいーなー、ねー、今日は最高だねー、カラッとしていて、僕らにとってここはハワイだねー」と永遠と続く壁打ち。「あのさー、うんともすんとも言えないのはいいけど、目くらい開けてみたら?」なんて言ってみても、めちゃくちゃ気持ち良さそうに、優雅なムードだ。まぁいい。気持ちがよい時間を共にできるのであれば、それは僕もうれしいよ。しかし、今日はこれでは終わらせないぜ。ふふふ、待ってろよ。

やはりSMAP関係者に頼む事にした。今日はベッドにもどってから、本日の自信作DVD「中居正広のミになる図書館 ~アナウンサー対決 美滑舌大辞典~」それから、その次に「鶴瓶のスジナシ」と2本立てだ。これなら、目をパッチリさせてくれるだろう!

ほら見た事か!今日は僕の勝ちだ!・・・って思ったらアレレ??アレレレ???何故眠っちゃうの?うっそだろ?中居君ごめんね、君もダメみたいだよ。これ面白かったのになぁ・・・と思いながら、しばらくそのままにしておいた。妻はよくテレビをつけっぱなしでウトウトするのが好きだった。息子たちも言っていたけど、それでテレビをパチンと消すと「聞いてるの!」とか言って反撃したりして(笑)テレビは見るもんだよ、聞いているのーだってさ、、と息子たちも笑っていた。こんなウトウトも気持ちいいのだろう。まぁいいさ。。。。と、思ったらさらにビックリ!な、な、なんとスジナシ、ゲストはケンコバ。まさかのお目目パッチリ!!おい、ケンコバかよ!って心でツッコミいれて妻を見ると、しっかり目をあけて見始めた。ウッソ、剣心もキムタクも、中居くんもダメだったのに、鶴瓶&ケンコバに目をパッチリあけて見始めた。人生とはわからないものだ。まったく想像もしなかった。なんとなく、2つ入れておいただけなのだけど、まさかこっちとはね。・・・と、残念。すごい見入っていたことこで、オムツ交換になっちゃった。あーあ、ごめんね。とスッパリと中断。途中だけど、今日はここまでね。明日、続きを見ようね。

スジナシ。これ、毎週録画するようにしよっと。
自分の思い込みだけで決めつけてはならない。人生はガチでスジナシである。
眠り姫の真意はわからない。謎があるから人生はおもしろいのだ。

未分類 | 19:42:29 | トラックバック(0) | コメント(0)
剣心、お前もか。。。
どうも、ここのところ「つまらない」攻撃の連続だ。最初に、僕の顔を見た瞬間は、すごいやる気で、「い」「く」という口の形を連発する。そこから、ベッドで端座位をしてから、車椅子に乗るのだが、目は閉じっぱなし。あの「い」「く」の連打はなんなんだ!と、ちょっと頭に来る。。が、僕は大人なので、そんなそぶりは決して見せない。車椅子で外に出て、曇りで風が適度にあったから、それは気持ちよかった。しかし、目を閉じっぱなしは僕がツマラナイ。このリハビリの道は共同作業である。だから、もう少し僕も面白くなくてはと思う。ツマラナイから即興でヘンテコリンな鼻歌を歌いながら、身体を揺さぶったりしながら、車椅子では背を立てて30分。ベッドにもどって、各所マッサージをしてから、久しぶりに「るろうに剣心」のDVDを見せる。これなら目を開けるだろう。パッチリと最初だけ目をあけて、やった!と思ったら、途中からまた目を閉じてしまった。「剣心お前もか。。。」剣心さえも、無視されるのではしょうがないな。やはりキムタクに頼むしか無い。しかしSMAP関係は新しくは録画していない。ま、少し時間がたったから、前のバラエティーでいいや。「清美、じゃ、キムタクね」目をぱっちりあけて見始める。流石SMAP。無敵だな、、、と思ったらもう目を閉じている。「キムタク、残念だったな」と声をかけてゆっくりとDVDをしまう事にした。

今日の、かっこちゃんの「星のひとつ」に、診療内科の先生が、本当に心療内科の診察が必要なのは家族や周りにいる人だということが書かれていましたが、なるほどと思う。妻のほうが自分の状態の中で、自分のやり方やペースを身につけているように感じる。どうも、僕のほうが焦っていたり、もっと早くとか思ってしまっているようだ。もっと平常心を鍛えなくてはならないのだな。しかし、明日はもう一度挑戦してみよう。一昨日録画した、女子アナ対決を録画してDVDにして見せてやる。言葉が伝えられないことは妻も大変だが、こちらもとても大変だ。とにかく、来週からはスイッチ練習だ。

剣心、キムタクさえも妻の前では玉砕だ。
今日のところはぐっとこらえて、男は黙ってサッポロビールである。

未分類 | 17:55:51 | トラックバック(0) | コメント(2)
大物
今日も微熱なのかな? 目が開かないなぁ。。。と思いながら今日はスタバのアイスラテ。オデコとホッペにくっつけたりしながら、鼻をツンツンとかしてみる。目をゆっくりとあける。なんか、神々しいというか「大物」っぽい仕草だ。僕を確認して、ひと呼吸あけてから、ゆっくりと 「い」 「く」 とハッキリと口を動かす。訳すれば 「車椅子に乗る」・・・と、言葉少なく僕に命令を下した。

その前に、、、ほーら今日はスタバです。シロップどうする?   「NO」  あれー? そーなの? いらないの? 本当かな。 もう一度念のため、、「NO」  、、あぁ、そう。じゃ、このままでいいのね?では、はい、このままで。。。 「NO」 。。。 じぇじぇじぇっ! いらないの? マジー? スタバだよ? おいしーよ。ホントにいらない??・・・・「NO」。。。。ふーん。わかった。でも、せっかく買ってきたから、ちょっとだけ口にいれちゃえ。、、、「NO」、、、、あれー、ホントにいらないんだー。がっかりだな。でもいれちゃううもんねー(笑)、とほんの少し口に入れてみた。。。なんでだろう? やはり熱があるのかな? 熱があるときは、いつもより嚥下がやりにくいのかもしれない。これから、暑い日が続くから、また発熱が多くなるな。脳幹はこれが大変だ。

ベッドでの端座位15分、車椅子でも背中を立てて30分コース(朗読付き)も軽くクリア。今日も目を閉じている。「つまらない」と面と向かって言われていることはもう知っている。僕は少し打たれ強くなってきた。この人との結婚生活は、僕を鍛えてくれる。がんばれ。

落ち込んでいる暇はない。とっととベッドに戻り、今日は見せたいものがあるのだ。そう、昨日かっこちゃんが教えてくれた超大物、ミスターの壮絶なリハビリの映像だ。iPadを見やすい位置にセットして、イアホンを耳にセットして、10分の映像をスタート!・・・・・マジか!!目をあけない(爆)いつも、テレビとか、映像ものはすぐ目を開けるでしょ? この前、国民栄誉賞のあの長島さんの、壮絶なリハビリドキュメンタリーなんだよ!!(https://www.youtube.com/watch?v=iw4tNKnIthE )これは本当に凄い!君に見せてモチベーションを上げてもらって、スイッチ押しへの動機付けへと繋げようと、僕としては今日は朝から盛り上がっていたんだぜ。iPadとWi-Fiの充電を万端に整えて来たんだよ。まーいい、それは僕の思い込みの話だ。しかし、 この映像は、世の中のリハビリをしている人々全員を勇気づけるくらいの影響力があると思う。宮ぷーだって、参考になったと言っていたじゃないか! それがまさかの「つまらない」攻撃か? まさかの展開だ。 そーだ。いい事思いついちゃったもんねー。ジャーン。孫の写真、ダーン。息子たちの写真。どーだ!iPad、画面大きいね。奇麗だねー。

パチッ! ・・・ほーら、すぐ目を開けたね。ミスターより、息子。ミスターより孫なんだね。それも母親としては正しいよね。君は最近、意思表示がはっきりしているね。

※「大物」・・・・その方面で大きな勢力・影響力をもっている人物。器量の大きい、すぐれた人物。「**界の大物」・・・とかって使う。

その方面かぁ、、、僕らの方面では、君が大物であることは間違いない。

未分類 | 22:03:58 | トラックバック(0) | コメント(2)
あんな夢、こんな夢
今日は、37.5度。いつもこのくらい熱があるときは、目が開かないのに、今日は目をあけてくれている。でも、車椅子には乗りたくないようだ。乗る時には、意思表示をはっきりと「い」「く」と口を横にしてから、突き出す。今日は、それがない。<動きが無い事>もまた、一つの意思表示だ。

たまには日本茶もよいかともっていったのだが、いらないようだった。スプーンで口元にもっていくと「いらないよ」・・とでも言うように首を動かしてよける。がっかりだ・・・・・一時間前の僕は「コーヒーばかりではなくって、たまには日本茶をもって行こう!きっと喜ぶだろう!」と想像して家で入れたお茶を冷やして持って行くわけだから、がっかりなわけだけど、それはそれだ。「こんな事も嬉しいじゃないか!」とひとり言を言ってみる・・・どっちなんだ?と、自分でつっこみながら「この発熱状態で首を動かすことが出来るということだよ!それで今日はお茶はいらないよと意思表示しているのだ。とても凄いことではないか?もっと喜んでいいことだぜ!」と、自分に説明をしてあげる(笑)

しかし、今日は熱があるのに、やる気があるように感じたので、端座位だけは15分やってみた。その間に、左手をよく動かしていた。このブログには動画がアップできないのが残念なのでフィエスブックに上げておこう→http://www.facebook.com/photo.php?v=462517693825884

やはりスイッチだな、スイッチ。レッツチャットの松尾さんから教えてもらったスイッチセットをすぐに申し込んだ。今週末か、来週頭には届く。これは楽しみだ。来週からは、スイッチ特訓だ!実は宮ぷーから、スッチが押せたときに音を出すドラえもんを借りてきた。要返却ではあるが、まずはこれを使う時が来た!スイッチを押せたら「♪こんなこっといいな、出来たらいいな、あんな夢、こんな夢、いっぱいあるーけどー♪」ってメロディーがなるのだ。歌わないけど、意味はそういうことなのだ!すごいいいアイテムだ!!今までは「ほら、スイッチおすとこのメロディーが聴こえるんだよ」と、聴かせていたけど、遂に、これが来週から活躍することになる!

地道に一歩づつだなと思っていたときに、かっこちゃんから長島さんのトレーニングがYouTubeにあがっているとメールを頂いた。すごい!すぐ明日、妻に見せてあげよう!!http://youtu.be/iw4tNKnIthE

未分類 | 23:26:43 | トラックバック(0) | コメント(1)
親友
今日もコーヒーはマクド
マクドナルドの省略形は東京ではマック、大阪ではマクドという。
マクドのイントネーションは「ク」にアクセントがつく。「マド」って発音する。なんか少しこわい。そう言えば、金沢ではどうなんだろう?かっこちゃんが最近、野球の話をよくしているけど、宮ぷーとかっこちゃんと、金沢へ会いにいったときに、かっこちゃんと別れ際にゴーゴーカレーを食べた。このゴーゴーは55、松井さんなんだよって教えてくれた。美味しかったし、うれしかった。・・っと、、、そんな話ではない。テーマは親友である。

病院へいったら、妻の親友のマヤちん夫婦が来てくれていた。
倒れてから3年以上たつけど、せっかくの休みなのに、お見舞いに時間を裂くのは、そう継続出来るものではない。ありがたい。たまにやって来る親友に、言葉を伝えたかったのだろう。友達の目をしっかりと見つめながら、口をもぐもぐ動かしていた。「あー、いいな。これ、僕も一度だけしかしてもらったことがないんだよなー。いーなマヤ。マヤちんいーな。いーな。」・・・とは言わない。これは心の声である。僕は今年54歳になる大人なので、こんなことは音声にはしないのだ。

♪話したい事が、たくさんあるでしょう、君の唇がホラ動いた。。。。♪なんて、歌詞を書いたのはもう3年前の話だ。この時の唇の動きは、ほんのかすかで、それでもとてもうれしかった。今日のそれは、それどころではない。まるで、無声映画を見ているように、映像では唇がしっかり動いているのだ。僕の予想では、友達の息子が一人暮らしを初めて、独り立ちしたという話をしていたので、「よかったね。おめでとう!」って言っていたのではないかなって思った。友達に伝えたい気持ちの強さは、そのままストレートに動きに直結する。大きな意味で、反射だろう。普通に、「ねぇ、清美、これ好き?」とか今日も「ミルクいれる?」とか訊くと反射的に瞬きを「パチッ」としっかりと返事をしてくれる。しかし、これが、真剣に1回まばたき、2回まばたき、、、とか言って練習しようとすると、出来ない。不思議なものだ。「思い」と「身体」って、「心」で繋がっているのだろうけど、神経は神秘的で「心」には素直に反応するのに、理論的な思考にはうまく反応がついていかないという特性があるようだ。とにかく、口をしっかりとモグモグ動かす。本当に心の底から、うらやましかった。僕もやってほしい。しかし、僕らにその本当の内容はわからない。

やはりスイッチが必要だ。スイッチだな。首はかなり動くようになったけど、スイッチとなると動く範囲をかなり大きくしなくてはならないので大変だ。右手か?左手か?とにかくスイッチだな。一日ごとに「やっぱり左手だな」と思った翌日は「いや、右手かも」と、色々日々かわる。それだけ可能性が広がっているという意味でもあるだろう。筆談の練習は、何度か試みたが、僕には才能がないようだ。妻がダメだししたのももっともだ。早く優さんの登場を待つ以外はないだろう。とにかく僕にはまったくわからない。だから僕はスイッチの練習をすることにしよう。

しかし、あれだけ口が動くとすごい。あれはいい。親友が引き出した、妻の素直な心の動きだ。その「心の動き」に身体がついてきたんだ。すごいな。これも、端座位訓練の成果かも。友達が定期的に来てくれるなんてしあわせだね。評判いいね。だから来てくれるんだろうな。きっと君はいい奴だったんだな。

未分類 | 00:41:44 | トラックバック(0) | コメント(1)
本日のコーヒー
今日はマクドナルドのアイスコーヒー。

車で行く時はスタバのドライブスルー。電車で行く時は、駅前のマクドナルドというシステムになっている。先生の許可がとれた翌日はスタバのコーヒーだった。ブラックで口に数的いれたら、なんか嬉しそうではなかった。せっかく許可をいただいストーリーの直後だったから、もっと喜んでくれれば物語は美しいのだけれど、現実の人生とはそうはいかないのである。僕らは「思い通りにはいかないこと」を学んでいるのだと、こういう小さな出来事にも気持ちを引き締める事にしている。ちょっと大げさである(笑)

しかし、今日は熱で目があかない。薄っすらあいても、うつろだ。先日のブラックコーヒーを反省して、ここのところミルクとシロップも持ってくるようにしている。

そう言えばミルクだけは入れていたかもな。ブラックじゃなかったかも。3年も経てば趣味も変わるかもしれないし、特に、口は2年以上使っていないのだから・・・ブラックはもしかしたら、苦いだけなのかな?舌は部位によって味を感じる場所がそれぞれであるから、甘みもあったほうがいいのかな?などと、寝顔を見ながら考えてみる。目があいたら、ミルクとシロップ、「これ入れる?」と一つづつ確認してみよう、、と思ったけど、もう氷が溶けちゃったか、両方入れちゃえ。

「入れるよ。」と声だけかけて、ちょっと口にいれてみる。「どう?おいしい?」「ガルルルルル」あら、飲み込めない。これは、今日はやめておきましょう。でもきっと美味しかったでしょ?そういうことにしておこう。

今日は特別休暇。特訓はなし。オマケにユーミン聴きながら、マッサージ!


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「つまらない」・・・がぁ〜ん、、、涙のアンコール(+α)


今日、守本さんが僕の家のポストにDVDを入れてくれました。記念すべき柴田先生と妻・清美との出会いをすべて記録しておいてくれた映像を、DVDRにしてくれていました。僕はちょうど、病院へ行ってしまっていたので、お会いできませんでしたが、編集して短くした上で73分の記録を本当にありがたいばかりです。泣いちゃうから、母親が眠るまでは見るまいと決め、母が眠ってからDVDを見る事にしました。、、、、、まだ、母には話をしていません。息子にも、息子の嫁にも、嫁の母親にも、妻の友人たちにも、全員、メールしましたが(笑)、母には気持ちの動きが大きすぎるかなと思い、ちょっとまだ話をしていないです。体調のよさそうなときに、徐々に、報告していきます(笑)、、、もー、学習しないというか、、、わかっているのに、またボロボロの73分となるわけです。「こらっ、もういい加減にしなさい!」と自分でも思います。涙は出っぱなしですが、DVDを見ていて新たな発見がありました。ビデオ記録を守本さんが妻に許可をもらおうと話をしていて、妻の真意は結局よくわからなかったのですが、、、、柴田先生が来てから、柴田先生への許可を得て、その時に優さんが「清美さんにも許可をもらって、いいと言ってもらったと思っているので、、ねー清美さん」と声をかけた瞬間に、映像でほんのかすかに2度うなずいていました。

それと、柴田先生が一文字づつ文字を打つ中、現場では、涙と感動でわからなかったのですが、僕のことを気遣っていることを文字「あなたのことがしんぱいでしたよ。わたしより。」を綴る直前に、僕の手を強く握っていました。それも、普通今までに感じることのない「握力」と呼んで良いレベルの力が入っていました。その時は、「あっ、手に力が入った」としか思っていませんでしたが、DVDを見て、その整合性がよくわかりました。このタイミングでちゃんと伝えたかったのでしょう。それを現場で理解できないくらい舞い上がっている僕は、とてもダサイなと(笑)
すべてが、理にかなっています。すごいです。映像記録を撮っていただいて、本当によかったです。
ビデオを再確認して、筆談部分の記録を書いていなかったので、新たに書き加えます。
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妻:ふしぎです
妻:うれしいです
妻:なぜかけるの
柴田先生:えっとですね。手首から先は動かなくなっていますが、肩から腕全体が、重みのように、縦か横へ行こうとしている構えがわかるのです。あと、筆を上げて、次の所に持っていくのは、直感です(全文ではなく要約です)
妻:きせき
妻:せんせい こんなやさしいひとがこのよのなかにいるのでしょうね
柴田先生:それはですね。ちょっとね、今までの経験から言うと、僕は子供たちといっぱい会って来たのですが、そういう子供たちが、こういうことをこっちに開発させてくれるのです
妻:しょうがいのあるこどもたちですか
柴田先生:そうですね

妻:おもしろそうなひとですね
柴田先生:だいたい同世代が集まってると思うんですね、私イヌ年です。
<柴田先生、守本さんご夫妻が、僕の一つ上、妻は一つ下ですので、みな同じ世代です>
妻:みなおなじころ せいしゅんしてたのね
<この時に優さんが妻の笑顔を確認していますが、、、僕にはまったくわからなかった>
次に、守本さんがどんな歌手が好きだったかを質問しました。
妻:まつとうやゆみ
優さん:ユーミン!私も大好き!春よ〜♪
妻:なかじまみゆき・・・
僕:え?そーお?
妻:・・・は きらい・・・
優さん:えー?きらいなの?
柴田先生:理由は?
妻:・・・くらい
一同笑い (※ちなみに、僕は大好きです。みゆきさん、ごめんなさい)

僕:先生、ここのところ、車椅子にのせると目をとじているのですが、、、テレビを見せるとパチッと目を開くのですが、、、何故、目を閉じちゃうのか知りたいんですけど、、、
妻:つまらないから
僕:つまらないから・・・ひどーい、そー。。。
〜一同爆笑〜
優さん:リハビリつまらないですか?(笑)
柴田先生:でもつまらないからですが、目を閉じている時、その時は何をしているのですか?
妻:むかしをおもいだしています
柴田先生:それはリハビリの時間なのですか?
僕:車椅子にのせて、、、かっこちゃんが、背を立たせようということで、がんばってやっているんですけどぉ・・・ちゃんと目を開けて!!とかやっているんですけど、、、なんだ、つまんないんだ・・・(ちょっと不満げな声)
柴田先生:(気を遣って言葉をかぶせるように)でも、それなりに、ちゃんとリハビリにつき合う為に、昔を思い出しながらちゃんとやっているっていうことですよ。
優さん:じゃー、じゃー、じゃー、今度はユーミンの音楽をかけながらなら、ちょっとやってみます?、、どうでしょう?
僕:うーん。。。ユーミンは持ってきています、、、じゃぁ、眩しいわけじゃないんだ。。。(憮然としている僕、、、まだ、立ち直れていないガキ、、、はずかしい)
妻:はい でもいものままでだいじょうぶです (ふーむ。。大人の妻、、やはり僕の負け)
柴田先生:今のまんまで大丈夫みたいですね(笑)
優さん:じゃぁ、今度は目をあけてがんばりましょうね!!

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この後は、ほぼ、<「しあわせの」の基準> にかかれています。

あと見直して、気がついたのは、誕生日ですが、、、
妻は「次男の誕生日の方が簡単なので、そちらから言います」・・・と言っていました。
長男は6月24日、次男は6月10日です。なんとなく、イメージはつかめているわけです。
これも、そうだったんだなと今、見直して思いました。

僕と妻は、ざっくり言えば生まれてから25年はお互いに別々の青春を行きました。そして、結婚して25年間は、子供にも恵まれ、楽しい日々でした。それで一通り経験してきました。それが終わり、今度は、妻は脳幹出血、家族全員が、新しい世界へと踏み出しました。一番つらい3年が経ち、今、僕は新しい人生に突入したのだと実感しています。

人間は、健康であろうが、障害があろうが、どんな人であろうと誰も一人では生きていけません。どんなに偉そうにしている人でもです。こんな当たり前のことを、仕事ばかりしていた時の僕は、頭ではわかっていても「そんな時間ないよ」と切り捨てて生きて来ました。大切な基準をすべてなくしていたのかもしれません。それは、僕だけでなく、今の日本人、もしくは人類がそうなっているのかもしれません。家族では協力することもありますが、どうも自分は自分、自分以外は関係のない世界というような考え方が多くなってしまったおうに感じます。実際そういうものだと僕も思っていました。

ここ数年、仏教の「唯識」や、ハワイの「ホ・オポノポノ」に興味をもち、勉強していますが、最近この二つには通性があると気がつきました。この共通した感覚を持ったのは僕自身のつもりで、妻に説明し自慢していました。しかし、本当は実体験として妻が最初に、その感覚を持ったのではないかな?と思います。僕のは知識ですが、妻のそれは感覚体験だと思います。その繋がりで、あっという間に、妻は白雪姫プロジェクトの方々と出会っていくことになったのでしょう。妻と関わってくださった方々も、この人間としての共通体験を知っている方々ばかりのように思います。・・・ヤバイ・・・これは、今文章を書きながらそう思ったのですが、それを知らなかったのは、僕だけだったのかな?っと、今気づき、ちょっとヤバイと思ったりしています(笑)きっと自然も花も、鉱石も、空気も、川も、海も、かっこちゃん、宮ぷー、スイッチを送ってくださった二宮さん、宮ぷーの部屋であった、まこさん、ひろこさん、そしてもちろん妻の所に来てくださった、レッツチャットの松尾さん、守本さんご夫妻、柴田先生、、、、と、これからどんな事が僕らを待ちうけているのか?と、妻の言葉ではありませんが<不思議>に思いながら、次の段階へと向かっていきたいと思います。

なんか、うまく言えませんが・・・・どちからかと言えば、これからがとても楽しみです!

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「しあわせ」の結晶
にしじまきよみしんじられませんがほんとうなのですね。ざんねんながらひとりではなにもできなくなったけれどすべてりかいできていたのでこれでつたえられましたね。ちいさいすまいですがここがいまのわたしのへいわなすまいですここにはさいこうのしあわせがあります。わたしはとてもしあわせものです。なにももうのぞむものはありませんがなんとかしてかんしゃのきもちをつたえたかったのでうれしいです。ちいさいしあわせかもしれませんがせかいじゅうのだれよりもしあわせです。ちりもつもればやまとなるといいますがにんげんのしあわせってそういうまいにちのくりかえしなのだということらをつくづくじっかんしています。そうわるいせいかつではありませんよ。なにふじゆうはくそんなにきもちもしずみませんよ。あなたのほうがしんぱいでしたよ。わたしよりも。でもこれですこしほっとしたわ。なかなかいえなかったことだったからいえてだいぶらくになりました。もりもとさんもありがとうございます。わざわざひつだんのれんしゅうにきてくださって。できそうなきがしていますからすこしやりませんか。

柴田先生が、オリジナルの文章データをメールしてくれました。
僕は先生の来る数日前から妻に「柴田先生という、言葉を引き出してくれる名人がくるから、自分の中で、言いたい事をしっかりと考えておいてね!」と何度も言っておきました。だから、妻の言葉の出だしが「信じられませんが本当のことなのですね?」・・・から始まったのは、妻が僕の言葉をしっかり理解していたということを証明する衝撃的な言葉でした。僕は何度も何度もこの妻の言葉を繰り返し読み返しています。読む度に、涙が止まらなくなります。彼女はいつも僕のことを心配してくれていました。毎日どんな思いで僕のことを見ていたのだろう?と今考えてみると、妻は僕が乗り越えていない壁をとっくに乗り越えていて、子供を眺めるようにハラハラしていたのだろう。気持ちを伝えられたことは妻にとってもホッとしたことだったでしょう。

かなり以前から、すべてを冷静に見つめて、自分の状況を把握し、その中に「しあわせ」さえも見つけ出していました。それも「小さなしあわせですが世界中の誰よりしあわせです」と豪語しています。事前に考えていた台詞でしょう。すごい女と結婚したものだと思います。

何でこのような詩的な表現が出来るようになったかを考えてしまいます。とても少ない言葉数の中にインパクトがあります。<塵も積もれば山となる、人間のしあわせは毎日の積み重ねだと実感している>・・・これも、本当に実感していないと、出てこないフレーズでしょう。きっと僕が会社を辞めて、毎日、リハビリやら特訓やらをジャンジャンやらかすわけですから、それを面白がってくれているようです。昔、子供が2人になったとたんに、テレビ局系列のとてもいい会社にいたのですが、もっと仕事の幅を広げたいというだけで、次の仕事も決めずにポンと会社を辞めてしまったことがあります。その時も、「あーあ、この人は何を言ってみても無駄だな」と、それについて一言も言及しませんでした。子供二人をつれて危ない橋を渡る僕を笑って眺めていました。しかし、当然その中でも心配するわけです。今回もきっとそんな感じだったのでしょう。この妻の文字を一文字づつ読んだ日から僕の心は“泣き笑い”した変な顔になったままです(笑)

実はこの3年間、僕の方がずっと不安だったことがあります。それは妻は「絶望」の中で生きているのではないか?という不安でした。僕なりにはいつも明るい顔で、とにかく元気づけに行き、絶対に一人だけになんかさせないということを、会いにいくことや、歌を作る事で理解してもらいたいと思っていました。しかし、それでも僕の不安は拭えませんでした。仕事をしていても、何をやっていても、心の奥底にそんな不安、、、というより“恐怖”と呼んだほうがいいと思うけど、そんな感覚をいつも抱えて生きて来ました。

因幡晃さんの歌「ベッドサイド」は、妻が倒れた時の僕の気持ちを素直に妻に届けるための歌でした。白井貴子さんに歌ってもらった「夢の雫」を作ったことの動機は、妻が感じるであろう「絶望」を、僕は一緒に歩くのだという宣言をすることで、暗闇の孤独から救い出すつもりで書いたものでした。次男が歌った「僕たちのルール」は、“あきらめないこと”をテーマに、やり続けることをお互いに約束しようと作った歌です。いつも僕は必死だったのですが、それは自分の中の“恐怖”を相手に独り相撲をしていたようなもので、妻は、これらの楽曲、歌を聞けた事を、病気になったからこそ味わうことが出来た「しあわせ」と位置づけていたのです。すでに自分の中での「絶望」を、、最悪の状態を正面から受け入れた上で、既に次のステップへ進んでいて「しあわせ」まで手にいれていました。本当にびっくりしました。そして、それを知った瞬間に僕の中の“恐怖”は消えました。それどころではないのです、僕が“恐怖”に囚われている間に、とっくに妻は先を歩いていて置いて行かれていたわけで、これからは小走りで追いつかなくてはなりません。こういう事実を知る事が出来て、はじめて僕は精神的に安定することが出来たと思います。妻は腹を据えて人生を見つめ、哲学を導き出しているのに対して、僕は自分の稚拙さをはずかしく感じますが、今後はこれで血圧も安定してくると思います(笑)

”言葉”、“文字”という伝達ツールがこの世に存在していて本当に良かったと心から思います。白雪姫プロジェクトを知り、ブログを書き始めて、かっこちゃんと宮ぷーへ会いに行き、守本さんご夫婦と知り合い、さらにPCを含めたテクノロジー、柴田先生のような研究者、、、、信じられないことの繋がりの連続により、3年3ヶ月ぶりに、妻の心の言葉を知る事が出来ました。

妻は運動機能をなくし、遷延性意識障害(植物状態)と呼ばれる人間となり、このことがこの全ての人たちとの繋がりを作る事となりました。妻はそれを<人間の交差点に自分が立っている>というような表現をしていました。植物状態になり、それがきっかけで、人と初めて知り合う。それが、柴田先生であり、守本さんご夫妻だった。表現が面白いのは、本当にそう思っているからでしょう。妻の言葉はこの3年で非常に洗練された印象を受けます。全ての運動機能を奪われてしまった中で、人間とは何か?を考え、心の底からの「感謝」を感じ「しあわせ」を見つけました。柴田先生には冗談さえも、伝えていました。

言葉に出来ない感情さえも、きっと自分の中で言葉に変換してみたり、その言葉の感触は自分の感じている感覚としっくり行く表現か?など、様々な作業が昼も、眠れない夜も、常に行われていたのではないかと思います。そんな中で「しあわせ」にたどり着いたのでしょう。これは、ある意味では人類はいつだってすぐに「しあわせ」を手に入れる事が出来ることの証明ではないでしょうか。僕らはいつも都合の悪い事は他人のせいだと言い訳をします。しかし、すべては自分の中にあることだと、妻は悟ったのでしょう。仏教の「唯識」もハワイの「ホ・オポノポノ」もこれについては、同一見解のようです。

不幸も幸福も、すべては自分の中にある。その「しあわせ」の結晶がこの美しいひらがな文字の集合体です。妻からこのような哲学を学ぶ日が来るとは思いませんでした。このひらがなが、一文字づつ打ち綴られて行った瞬間を、僕は一生忘れないでしょう。

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孫の日、母の日、無言のプレッシャー


今日は、病院へ行くとベッドサイドにタオルセットのプレゼントが置いてありました。
誰が来たのだろう?妻の友達が来てくれたのかな?「みっちゃんが来たの?」と聞いてみると、首を横に振る=「NO」・・・びっくりだ、こんなにしっかりと返事をするのは、初めてです。「じゃ、マヤちんがきたのかい?」・・・首を横に振る=「NO」

僕はYeahである。
すごいすごい、きっと、柴田先生以来、自分の意思表示が通じることがわかって、反応が素直に出せるようになっているようだ。左手を握ると、腕の力が入っている事も確認ができた。とにかく、色々な事がどんどん起こってくると思う。。。。しかし、誰が来たのかがわからない。あー、そうか、もうすぐ母の日だ。もとき(長男)がきたんだな。そう言えば、以前も長男の嫁がタオルをプレゼントしてくれていた。きっと、母の日には少し早いけど、それでプレゼントしてくれたのかな?「基輝がきたんだろ?孫もきたんだね?」・・・目をパチリとする。・・・そうかそうか、、、そうなんだな。良かったね。

ま、とにかく、まず毎日の特訓をスタートしよう。
スタバ復活。今日はラテ。ストローで2~3滴。・・・すぐに嚥下はしない。唇からじわっとはみ出す。しかし、味は少しは感じるだろう。次は氷だ。口に入れると、嫌がるけど、それはそれで刺激になるから、何度もやっちゃう。「冷たいの?」・・・質問する必要はない、冷たいに決まっている(笑)・・・が知らないふりして、口にいれちゃう。それから、端座位を10分だ。背中をタップすると、5分くらいで自分で痰を出せるようになってきている。これもすごい進歩である。

それから、車椅子。外は爽やかだ。文字を書いてみようと練習してみるが、これは僕がまだうまくない。一人でやるのはとても大変だ。きっと、早く優さんこないかなって思っているんだろうな。またダメ出しされてるんだろうな。。。。さてさて、次は公演で背を起こしながら、ホ・オポノポノの朗読をする。柴田先生が来た時に「車椅子で外に連れて行った時に目を閉じてしまうのは何で?眩しいのか?」と質問してみた。そうしたら、なんとすごい回答「つまらないから」・・・ガーン。それだけ?僕が一生懸命やっているのに?・・・という事実が確認できたので、帯を背にまわし、背を起こして首を固定した状態で、朗読を合わせるようにした。少しでも楽しめないとね。

でも、やっぱり今日も目を閉じていた(笑)

今日は、色々、詰め込みすぎて疲れたのかもしれない。ところで午前中には本当に息子が来たのだろうか?・・・と思い電話してみた。「今日、お前ら清美のところに来たの?」「行ったよ」「それなら、何らかのメッセージをちゃんと残しておけ。タオルだけ置いてあっても、わからん。」「え?だって、写真とメッセージを写真立てに置いておいたでしょ?」「あれ?そうなの?へー、それならいいや」「ま、見ておいてよ。なかなか、いいアイデアだと思うよ。」「何が?」「見ればわかるよ」「ふーん」・・・と、ベッドにもどると、ベッドの上のところにこの写真がありました。孫7ヶ月。写真立てには、以前(17年くらい前)に飼っていたコロとキロをイメージしているように、ブルーとイエローのインコがレイアウトしてある。<あー、これが、なかなかいいアイデア>・・・ということなんだな。息子はなかなか頻繁には来れないけど、ちゃんと考え抜いて、プレゼントを持ってくる。きっと、一つ一つの出来事から感じられる「しあわせ」をしっかりと噛み締めているのだろうと思う。

それにしても、相変わらず無言で僕を睨むその目には「何でこの写真、すぐ見つけられないの?全然ダメじゃん」・・・と言っているようだが、僕は毅然とした態度で“知らんぷり”をキメた。父親の権威の問題である。

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「しあわせ」の基準


考えてみたことがありますか?
3年間誰とも会話せず、自分の中だけで考え続けてきたことがあるのですが、それは一生誰にも伝えることが出来ないと思っていました。ところが2013年5月1日18時、一生不可能だとあきらめていたその言葉を引き出す人が目の前に表れたのです。「はじめまして、柴田といいます」とニコニコしながら話をはじめて、あいうえおのPCパネルを見せながら、機能の説明をします。すごい興味があったのでしょう。妻の目は横目になりながらも、PCのディスプレイ画面をしっかりと捉えています。脳幹出血の患者は、目の上下は出来ますが、横には普通動きません。あんな目を見たのは初めてでした。これは凄いことの起こる前兆かもしれないと思いました。

なんだか凄い事を起こすような人には思えない、とても温厚な柴田先生は、妻の昔からの友達が久しぶりに遊びに来たとでもいうような感じで、普通、妻のような障害者と会うのは、気を遣うものでしょうが全く緊張感がないというか(笑)そんな、スムーズな二人の出会いでした。僕は、妻の昔の友人が遊びにきたところに立ち会ってこんな現場を目撃しちゃったという、そんな気持ちになりました。この不思議な光景を見ながら、夢見心地で文章を書きはじめてみました。目の前に展開された事実が凄すぎて、自分の感情を加えると、意味不明の文章になるので、ここは単純に目撃したことをなるべくフラットに伝えるように、書いてみようと思います。

写真のコメントから、すべては始まりました。
柴田先生は、妻の右手をにぎりながら、PCにつながるスイッチを操作していきます。妻の微妙な筋肉の動きを察知し、あかさたなスキャンで、一文字づつ言葉を綴り始めました。ひらがながどんどん一文字づつ打たれていきます。一文字づつの音が言葉になり、ぼくの涙へと変換されていきました。

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信じられませんが本当なのですね。残念ながら一人では何も出来なくなったけど、すべて理解できていたので、これで伝えられましたね。小さい住まいですが、ここが今の私の「平和」な住まいです。ここには最高の「しあわせ」があります。私はとてもしあわせ者です。何ももう望むものはありませんが、なんとかして感謝の気持ちを伝えたかったので嬉しいです。小さい「しあわせ」かもしれませんが、世界中の誰よりもしあわせです。塵も積もれば山となると言いますが、人間の「しあわせ」って、そういう毎日の繰り返しなのだと言う事を、つくづく実感しています。そう悪い生活ではありませんよ。なに不自由なく、そんなに気持ちも沈みませんよ。あなたの方が心配でしたよ。私よりも。でもこれでほっとしたわ。なかなか言えなかった事だったから、言えてだいぶ楽になりました。守本さんもありがとうございます。わざわざ筆談の練習に来て下さって。できそうな気がしていますから、少しやりませんか?
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一文字づつ打たれていくひらがなを読みながら、中盤からは全員(僕、優さん夫妻、柴田先生)4人とも涙をボロボロ流しながら、先生は涙をふきふき、スイッチを押して行きました。僕はこんなに美しい文字をみたことがありません。そしてこんなに美しい心の持ち主と結婚出来たことを心から感謝しました。今読み直しても、もうボロボロです。

この後、筆談へ移ります。
これは、写真にとって来ていないので、うろ覚えですが、、、、
「先生みたいにやさしい人って、世の中にいるんですね」
「不思議です」・・・これは、文字がかける事が不思議という意味なのかな?
筆談といっても、これはかなり経験をつまなければなりませんが、人間は文字を書く動物ですから、
書こうと思った時に、筋肉が反応して、それを先生が感じて、文字にして行くのですが、これは、練習すれば、<誰にでも>出来る可能性があるようです。
他にも、たくさん、書きましたが、あと覚えているのは「奇跡」という言葉です。
この「奇跡」は、妻にとっての「奇跡」です。自分の「言葉」を外に伝えてくれる人がいきなり表れたこと、つまり柴田先生との出会いが妻にとっての「奇跡」だったのだろうと思います。
※筆談文字はすべてひらがなです。

このあと、柴田先生が特別なやり方で、妻の言葉を読み取り始めた。
妻は柴田先生のやり方がなぜそんなにスムーズに自分の中の言葉が読めるのか?を不思議に思い、
質問しはじめました。
妻:「何故、わかるのですか?」
先生:「これは、最初は一文字一文字、あかさたなスキャンで読み取っていったのが、長い時間を使って進化して行って、このスピードまで来ちゃったのだけど、これはその積み重ねで出来るようになったので、説明することが難しいですね」
妻:「先生のこのやり方はまるでテレパシーみたいだから、あまりやらない方がいいかもしれない」
一同爆笑
先生:「そうですね、僕もそう思う事がよくあります」
そんなやりとりの中、僕はどうしても、息子たちへのメッセージが欲しくなった。
僕:「清美、息子たちへ伝えたいことあるでしょう?まず基輝に言って。」
妻:「もとき(長男)に一番言いたい事は、良くみんなの言う事を聞いて、みんなから色々教わりなさいということですが、もう子供ではないから、色々親が言うのは良くないかもしれないけれど、私の気持ちは昔から同じですから、また言っていると思うかもしれないけど、やはりそれがずっと気になっているので、よろしくお願いします。以上です。」
僕:「了解、で、悠生には?」
妻:「ゆうきには、笑い話になるかもしれないけれど、あなたのとても良いところは、あなたしか分かっていないと言うことなので、あなたが一番自分が素敵だと思う所をのばすのが一番と私は思っていますが、私にもよくわからないけど、あなたは何となく、それが分かっているような気がするので、ぜひ自分の信じた道を行くのが一番だと思うので、どうぞ頑張って下さい。私にはそれが何なのか良く分からないけれど、どうもあなたには分かっているような気がするから、ぜひ頑張って下さいね。以上です。」

その後、テストをしようと、息子たちの誕生日を質問したら、混乱していた。
妻:「やはり頭の中は実はけっこうクリアーではなくて、自分の気持ちはスラスラ言えるけど、質問されたことは答えにくいですね。特に数字はやはり、昔とちがって頭の中でグルグル回り始めるので、やはり脳のダメージが大きかったからでしょうか?それは、先生はどう思いますか?」
先生:「僕もよくはわからないんだけど、思い出すときの脳の操作と、気持ちを伝える脳の動きはまったく違うそうなみたいなんで、今のやり方では、気持ちを伝えるのにはスムーズですが、記憶を引っ張り出すには難しいということがあるようです。」
妻:「良くわかりました。記憶の引き出しの中は、ちゃんとしているということですか?」
先生:「それはちゃんとしているけど、引き出しがちょっとあけにくくなっているというだけですよ」
妻:「そうでしたね。」

僕:「清美、基輝の嫁には何か言っておくことある?」
妻:「私はお嫁さんには、感謝以外なにもないので、よく良い嫁を見つけたものだと思っています。しかし、息子の嫁をつとめるのは大変なので、いつも感謝していますが、私はこんな身体になったので、本当に素直にそういう思いが湧いてくるようになりました。が、昔はやはり嫁、姑の関係もどうしても気持ちの上では引きずるところがあったけれど、今は本当に素直に感謝が言えるようになったので、実はこういう身体になって良かったことの一つが、人への感謝を素直に言えるようになったことです。先生はさっき子供たちにそういう気持ちを引き出してもらったと言ったのは、それは私にもよく分かりました。病気が私の心の中の良い所を引き出したので、私は病気に実は少しだけ感謝していますが、そういう話まで今日は出来るとは思わなかったので嬉しいです。嫁に対する感謝の気持ちもとても強いものが出て来たので、私はそういう母親になれたことをとても感謝しています。なかなか「母親」になるのは難しいなという気がいつもしていたけれど、病気になってからの方が「母親」としての気持ちは“きちん”として来たなと思うので、母親としては、成長出来たかなと思っています。以上ですが、まさか、こんな事まで言えるとは思わなかったので、少し照れくさいというのが本当のところです。あの息子たちが、また笑うなと思うと恥ずかしいけれど、お嫁さんには素直に伝えてもらいたいと思います。息子たちは、きっと何かふざけていると言うと思うけど、私の本当の気持ちをお嫁さんには伝えて欲しいと思います。」

妻:「先生は、私を見てもショックをあまり感じないみたいなのですが、そんなにショックではないのですか?」
先生:「そうですね。ショックが全く感じないというと嘘になるけど、それ以上に、話ができちゃう」
妻:「そうですか、先生はもともとウキウキした人なんですか?だからその性格がすぐに出てくるというか、みんな私の前で笑ったら悪いみたいに思っているので、申し訳ない気がしてしまうけど、先生と話しているとウキウキしてくるので、申し訳ない感じが生まれないのでいいですね。さっきの反対ですね。」
先生:「そうなんですよね!」
妻:「先生は、人に申し訳なさを感じさせない人だということになりますが、それも経験して見つけたことでしょうか?」
先生:「小ちゃい頃からそうでしたので(笑)」
妻:「先生は小さい頃から、面白かったのですか?」
先生:「面白かったです(笑)」
妻:「そうですか。みんなきっと同じ時代に、それぞれ色々な感性を持って生きていたのでしょうが、またこうして、こんな年齢になって会えるなんて面白いですね。それぞれ、全く違う人生を生きて来たのに、私の病気がその人生を「交差」させるなんて、とても面白いので、また誰かが歌にしてくれないかしら?私の前で人々の人生が交錯するなんていう歌詞を誰かいい歌にしてくれるといいなと思うので、歌詞を自分で考えてみたいと思うので、またぜひ来て下さい。そのときは私が詩を作っておくつもりですので、その詩を聞き取ってもらえたら嬉しいです。その詩を誰かに歌にしてもらってまた私に聴かせてくれると、私はとても幸せになれるので。あんなに幸せな時は本当になかったですね。あの歌を聴いた時。私にとっては病気にならなければ、味わえなかった幸せだったので、あの歌はいつまでも忘れられない歌ですし、みなさんもあの歌をきっかけに私のことをわかって下さるようなので、本当に感謝しています。先生も聴きましたか?」
僕:「どの歌だろう?どの歌のことだろう?」
※妻へは3曲作っている。因幡晃さんに歌っていただいた「ベッドサイド」白井貴子さんに歌っていただいた「夢の雫」次男に歌ってもらった「僕たちのルール」しかし、他の人がこれで妻を知るきっかけになっていると言う意味では、「ベッドサイド」もしくは「夢の雫」のどちらか、もしくは両方だろう。妻がそれを理解してくれていたことが、とても嬉しかった。
先生:「聴きましたよ」・・・※先生は、白井貴子の「夢の雫」をYouTubeで見ていた。
先生:「見た事がある人が歌ってるんだけど、って家内も・・・白井貴子じゃない?って言ってましたよ。(笑)」
妻:「そうですか、先生の奥さんも楽しそうな人なんですか?」
先生:「どっちかって言ったら(笑)
妻:「先生の家は楽しそうな夫婦なんですね。主人もそう言う所がありましたが、先生ほどウキウキはそこまではないような気がしますが。みんなで大笑いするような話が出来たらいいですね。私もだいぶ笑いがこみ上げて来ているのですが分かりますか?」
先生:「はい。口元が(笑)」
妻:「これが私の笑顔ですが、守本さんはすぐにわかってくれてすごいなと思いました。みんな私の口がちょっと引きつっているとしか思わないけど、これが私の笑顔ですから、みなさんによろしくと言っておいてね。笑顔もけっこう頻繁に出ていますので、ぜひ笑顔も見つけてください。みんなが笑顔探しをしてくれると嬉しいので、今度、私のお見舞いに来る人には、<今日はいくつ笑顔がありましたか?>と聞いてもらえると嬉しいですね。早く私も昔のかんじの、冗談が言えるようになれれば嬉しいですね。昔は私も楽しい感覚の人なので、その部分が昔のままだとわかってもらえると嬉しいですね。あなたはどう見てますか?」
僕:「(驚き、、、)ぜんぜん、、、笑顔なんて、あったなんて事自体、初めて知りました」
優さん:「えー、さっき笑っていたのに(笑)」
妻:「先生たちは、専門的な人たちなので、私に顔をみても、笑顔があることに何の疑いもないけれど、あなたは、お医者さんの言葉に煩わせれて、見るものが全部フィルターに掛けられてしまっているので、本当に申し訳ないけど、私が普通のままだってことがわかれば、私が笑ったり泣いたりしているのがわかると思うので、普通に見ればそう見えるのではないでしょうか?先生は専門家なのでしょうが、守本さんは専門家ではないので、そう言う目で見れば当たり前に見えるのではないでしょうか?別にあなたの事を責めているわけではなくて、お医者さんの説明のフィルターにすっかり捉えられてしまっているということを言いたいだけ。そのフィルターはどうも、間違ったフィルターのようなので。あまり大きな声では言えないし、お医者さんにはとても感謝しているし、とてもいい人たちばかりなのですが、いまの医学の常識のフィルターということなのでしょうね。先生はそういうフィルターを壊す仕事をしているのですね。私たちにとってはそういうフィルターをかけられてしまって、もう何もわからないと言われ続けてきたので、とてもありがたいです。ぜひ多くの人のために、そのフィルターを壊してもらいたいと思いますので、よろしくお願いします。今日は本当にありがとうございました。私のような所にまですぐに飛んで来て下さって、、普通はもっと時間がかかると思っていたのですが、すぐに飛んで来てくださってありがとうございました。先生は、飄々としているから、忙しそうな顔ひとつしていないけれど、本当は忙しいのでしょうけれど、私たちにとっては先生のような人が必要なので、ぜひまたよろしくお願いします。うちの人はとても涙もろいし、とてもやさしいので、私はとても幸せなのですが、そんな事は元気な時には、口が裂けても言えなかったけれど、やっと素直に言えるようになったので、本当に病気はたくさんのものを私にくれましたね。でも、とてもいい夫婦だったので別にそんな事わざわざ言う必要がなかったということですか。わざわざ言う必要がないことでも、わざわざ言うと、また違った味わいがありますね。私たちの夫婦のことをみんなとても羨ましがっていますが、たしかにみんな羨ましいと思うでしょうね。まさか、こんな身体になっても夫婦のままでいられるなんて、信じられないといえば、信じられない事ですね。もともと、夫婦なんて他人の関係だったものが、たまたまくっついただけなのに、一旦くっつくとこんなことがあっても離れないなんて、本当に人間は不思議だなと思いますが、先生の夫婦もきっと、どっちかが倒れたら、実感できると思うので、そういうのも悪くないわよと言っておきたいと思います。」
〜一同爆笑〜
優さん:「ほらほら笑ってる。清美さん笑っている。」・・・僕にはわからないのですが・・・
妻:「先生か奥さん、どっちかが倒れたら、きっとどっちかがそれまで言えなかったことを、一生懸命言うと思うし、先生の奥さんと先生は、こんな風にして話せるので、どっちかが倒れてもまったくコミュニケーションには困らないでしょうから、きっと病気がそう言う事を素直に言わせると思うので楽しみですね。」
先生:「はい、楽しみです(笑)」
妻:「先生は、こういう冗談まで言わせる不思議な人ですが、冗談として聞かれなかったら、なんとひどい女だろうと思われますが、これは本当に軽い冗談ですが、この病気の不思議さを伝えたかったからです。本当に病気というのはやっかいなものですが、それだけではないところが、病気の不思議なところですね。病気が失わせたものと、病気が与えてくれたものとは、計れないけれど、間違いなく与えたものはたくさんあって、それが人を、より幸せにするということが、心の底からわかったので、私はこの病気に本当に感謝もしていますが、、、周りにいる夫はたまったものではないと思うけれど、、、私にとっては、この病気が与えたものについて、あまりにも長い間、一人で考え抜いて来たので、こうして話せるとは思わなかったのですが、こういう話は、きっと「人間とは何か?」ということを考える時の、とても大切ことだろうと思うので、ぜひ先生もどこかで、そういう私たちの経験を話していただけたらと思いますが、きっとそういう話をして下さる人もいらっしゃるのでしょうね?先生の顔を見ていたら、今の話の時はとても納得して頷いているようだったので、他の人も言っているのでしょうね?」
先生:「みんな、言葉は違うけど、やっぱり、そのような事をおっしゃいますね。」
優さん:「すごいでも清美さん。すごでねー、清美さん。今日は何度も清美さんの笑顔を見ましたよ!」
僕:「3年分の言葉ですもんね・・・どうもありがとうございました。」

録音はここで、終わりです。
この後、少し話し合いがあり、また新事実が登場します(笑)
柴田先生のやり方は、100年ほどかかりそうだから、筆談だということは誰でも簡単に理解します。それについて、妻は、優さんに来てほしいとリクエストがありました。
あー、僕じゃダメなんだ・・・って思いました(笑)
実は僕はもう何度かトライしています。しかし、きっと「あー、こいつダメだな」と、既にダメ出しがあったわけです。でも妻はやる気はあるわけです。僕が車椅子にのせても、目を閉じているけど(笑)、、、優さんに、やってほしい、それで、そのテクニックをちゃんと僕に伝えてほしい。僕のサポートをお願いします・・・ということでした。うれしいような、かっこわるいような(笑)しかし、全てひっくるめて「しあわせ」の一日でした。柴田先生、ありがとう!

未分類 | 04:00:30 | トラックバック(1) | コメント(9)
信頼
ここのところ、車椅子に乗りたいという意思表示はしっかりやるけど、乗ってしまったらもうこっちのものとでもいうように、目を閉じてしまう。眩しいのかな?話しかけても全然無視。「ねぇねぇ聞いてよ、今日は先生とリハビリスタッフの皆さんと、とても良い話し合いが出来たんだよ!すごいでしょ?」「・・・・」「ほら、目をあけ〜る!やる気だ〜す!」「・・・・」シーン。。。。

・・・・さみしい。

「何でだろー♪オ、何でだろー♪、何でだ何でだろー♪」頭の中で、あの二人組が歌い出す。
自分なりに自分を盛り上げながら慰めているのだるけど、それでも、やっぱりさみしい。。。

しかし、今日はよい日です。妻が聞いてくれていないようなので、ここで発表します。
明日からはベッドでの端座位や、妻が大好きだったコーヒーなどを数滴味わってもらう、など許可を得る事ができました!(ワー、ワー、ワー、←歓声/パチパチパチ←もちろん拍手)
これはとてもとても、素晴らしく大変なことだと思います。

僕はかっこちゃんという師匠と出会ってしまった。この出会いはそのまま妻が入院している病院にとっても問題の始まりだった。その上、きかん坊体質まで似ているのだからたちが悪い(笑)たちの悪い相手と話し合う病院だって大変なのだ。現在の日本におけるリスク管理のあり方は、ある意味異常だとおもうけど、病院は命に直結する大変な仕事であるから、クレーマー的訴訟による時間の浪費までを考えると、慎重になるのは当たり前だろう。人間が人間を信頼せずに、すべてに対して防御しようとすれば、鍵は1つより、2つ、それより3つ、、、とハードルが増えていく。しかしお互いを信頼するという、人間としての本質的な約束を前提にすると、鍵は必要だけど、合鍵を渡しておくことで、より安全な対策だって作る事ができる。これは、日本人の一番の強みなのかもしれません。

担当医である院長先生、看護師長、理学療法リハビリの担当、作業療法リハビリの担当、言語聴覚療法リハビリの担当、ソーシャルワーカーのみなさんが揃っていただいた上でのカンファレンス。みなさんがいる中で、院長先生が、端座位、コーヒーなどによる味覚の刺激、など許可をしていただいた。決してゴリ押ししたわけではありません。いくらたちの悪い輩と言っても、かっこちゃんの弟子ですので、師匠の印象を悪くする立ち振る舞いは慎まないとなりませぬ(笑)ちゃんとお互いの理解の上で成立したことです。

僕が病院のスタッフだったら「では、何か悪い事態があった時はどうするのだ?」ということが、一番気になるポイントだ。それについて、まずはバックアップ体制として、「常に病院サイドが把握できる状態の中で、端座位、や、コーヒーの事などを報告しながら進める」という約束をしました。ちゃんと病院が把握できる状態を作る事。素晴らしいと思った。これは、院内で起きることはすべてしっかり病院として責任をとるという姿勢です。「やってもいいけど、やるって言ってね。」ということです。そしてもう一つは100%安全というわけではないことを、家族である僕自身も理解した上でやるということの確認でした。病院としてはその家族の理解の上での許可であるということです。誰にでも許可をだしていると危険な場合も当然あるので、介護する側の家族が危険性も理解しているか?また仮に端座位をとる場合に介護者が患者のサポート動作をしっかりできるか?介護者の年齢、体力的に問題はないか?など、総合的に判断をしていただいた結果でした。そして、「もしもの時の責任は、お互いでしっかりとりましょう」、、という素晴らしい判断をいただけました。

これだけ素晴らしいお医者さん、病院、スタッフ、に恵まれることは、そうないことだと思います。奥沢病院から、この病院と、僕たちはつくづく幸せ者だと感じます。

今日の夕方、この文章をアップしようと↑ここまで書いていたときに、人呼んで<体当たりのお優>、お優さんご夫婦がいらっしゃり、てっきりアップし忘れていました。

僕ら幸せものは、この後さらに凄い展開へと突入していきます。ちょっと今でも気持ちが高ぶっております。妻にとっての奇跡の人との出会いです。どのように、テキスト化できるかわかりませんが、思い起こしながら、これから書いてみます。明日にはアップします。 to be continued


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