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T.Nishijima

Author:T.Nishijima
2010年2月に妻が脳幹出血で倒れる。2013年3月に白雪姫プロジェクトと出会い、積極的なリハビリアプローチを始めるため、その回復への道のりを記録しようと日記をはじめました。また、このプロジェクトの存在を知ってもらいたいと思っています。
http://www.shirayukihime-project.net/

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めくるめくスパイラル、シュワっと、ふふふ。
今日はバスに飛び乗ったので、コーヒーはなしだ。こういう日はジュースにしようと自動販売機をながめていた。そうだ、炭酸はもう3年半飲んでいないなと気がついた。たまにファンタとか飲んでいたなぁと思い出した。残念ながらこの自動販売機にはファンタはないけれど、このめくるめくスパイラルな刺激「スパイラルグレープ」を発見した。なんとなくウケる予感がする。。。歩きながら宣伝文句を読んでみる。

めくるめくスパイラルな刺激「スパイラルグレープ!!
大人を虜にする魅惑のグレープフレーバーで退屈な日常にスパイスを与えてくれる
刺激的リフレッシュ炭酸飲料!

「まちがいない。これはいける。」と確信した。しかし、このジュースのアルミ缶のこの宣伝の文章。キャッチには長いし、これ今までに何人の人に読まれたことがあるのだろう?今日僕を捉える事が出来たこの文章は、今のところ、僕と僕が朗読し読み上げたので妻とその部屋にいる他の3名が聞いていた可能性がある。発信者以外に合計5名はこの文章の存在を知っている。そんなことを考えながら、スプーンに3滴注ぎ、妻の口元にめくるめくスパイラルを近づけた。

さすがに大人を虜にするだけあって、妻はくちをあけた!すごい、宣伝文句に偽りがない。その後も確かに虜になってしまったのだろうか、退屈な日常にスパイスを与えたのだろう、炭酸の刺激のおかげか?何度ももゴクンと楽しんでいた。炭酸飲料という単語にビックリマークがついているだけある。

夕方の時間になってから、端座位をとるかどうか?いつも悩む。処置の時間とのバランスだ。しかし、わからないからやっぱりやっちゃえと座らせることにした。やっぱりシュワッとリフレッシュしたあとは運動である。今日はなんとか20分座れた。ここのところレコーディングしている音源を聞かせながら、ちょうどいい運動となった、、と思っているところに看護師さんが体温を計りに来た。

「あ、後にしますね。お熱大丈夫ですか?」「えっ?」・・・熱あったんですか?となる。もしかしたら、熱あるのに無理させてしまったのかもー。シュワっと調子良く口を動かしていたから、つい座らせちゃった。それも20分も、そのあと処置があり、終わってベッドサイドにもどってみるとアイスノン。あー、ごめんねノンノンノン。

アイスノンとかけてみたけど、笑わない。つかれて食事もはじまっているから、もうお休みモードだ。明日、明後日は撮影とレコーディングだから来れないよと耳打ち、目を細くあけて<わかったよ>とうなずいた。

さてさて木曜日は此処に来てから、ソーシャルワーカーさんと相談して、それからいよいよ一回目の秘密作戦会議となる。ふふふ。きっと大変なことだらけで、また忙しくバタバタしそうだけど、でもなんだか嬉しい。順調にいくとは限らないけど、それでも「次のステップ」に向かうことがこんなに嬉しいわくわくすることなんだと感じる。だから、つい想像しただけで、ふふふ。。ってなる。

家に帰ってから、今週の講義の資料作りをしていたらもうこんな時間だ。気がついたら5時間もデスクに座っていた。幅170cmの自慢のデスクである。学校が始まる前に買ってよかったとつくづく思う。ふふふ。

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未分類 | 23:58:34 | トラックバック(0) | コメント(3)
本来無一物


今日は、息子家族が家に来た。孫の1才の誕生日祝をするのによんだのだ。お昼から楽しいひと時であった。嫁が取ってくれた写真が送ってきたのがこの写真。家にいて気がつかなかったけど、写真をみたら「本来無一物」の掛け軸だった。まさに、その通りだな。君も僕も、そして妻も、息子もその嫁も、本来無一物なのさ。

こういう瞬間に言葉は強い印象を残す。ほー。そうだよな。そうだよな。本来そーだよなぁ。って心に染みる。その効果は、孫のこいつとおじいちゃんの僕、その真ん中にこの名文句ということから、心に染み込むわけだ。偶然のショットだけど、いいものだな。

そー、感心しているだけにもいかない。2時間ゆっくりお祝いをして、終わったらとっとと息子たちを追い返し、慌てて妻の病院へと向かう。車椅子にのせるなら、今行かないとギリギリなのだ。今日は爽やかないい天気だ。絶対、車椅子に乗りたいと待っているはずである。「ハイハイ、おめでとうさん。じゃ、気をつけて帰ってね〜」と追い出すように追い返し、僕は車をぶっ飛ばす(笑)

途中のドトールでアイスハニーカフェオレを買って、15時ちょっと前に到着。僕の顔を見るなり「いー」「くー」と口を横にしてから突き出した(笑)ハイハイ知ってるよ。わかってるって、行こうね。じゃぁ、コーヒーは一口だけにして、すぐに車椅子に乗ろう。今日は気持ちがいいんだよ!風も気持ちがいい。

妻を車椅子にのせて今日の報告をした。しかし、ベッドの脇にiPhoneを置いたまま外に出てしまったので、この写真をまだ見せていないままだ。処置の時間は16時予定だけど、土曜日はいつも早めに回ってくることが多いので、早めにベッドに戻っていないといけない。だから、慌ててとにかく外に飛び出した。本当に気持ちがよかった。妻はいつものように、車椅子にのったらもうこっちのものと、目を閉じて眠り姫の体勢をとった。

あぁ、いいよ。それでいいさ。気持ちいいものね。じゃぁ、そのまま聞いていてね。今日はね、タッくんの一才の誕生日パーティーをやったんだよ。写真は今度見せるね。ここのところ、僕は学生やら講師やら撮影やらレコーディングやら、なんだかドタバタしているけど、面白い日々だね。しかし、今年はもっとドタバタする予定なんだよ。お優さんと相談して、秘密の計画を実行するつもりだから楽しみにしていてね。誰かさんが他力本願秘密計画について、なになにぃ〜?と聞いてきたけど、日帰り外出計画だってことはとっくに内緒で発表している。内緒とか秘密とかは、文字だけだけど、書くとなんだか面白い(笑)・・・そんなとりとめのない話しを40分、気持ちよく風にふかれて会話した。病院の玄関のあたりは、どうも「風のとおり道」のようだ。ちょっと離れたところでは、あまり風を感じない時でも、ここは気持ちいい風が吹いていることが多いのだ。毎日いっていると、そんなちょっとした変化にも気がつくものだ。風にも慣れた道があるのだな。面白いものだ。

本来無一物。
タッくん、お前もたくましく生きて行っておくれ。
風が遠くでヒュっと鳴り、紋次郎の長いようじが飛んでいった。

未分類 | 19:00:29 | トラックバック(0) | コメント(2)
ミッションだべポッシブル
学生をはじめて、どれだけ僕の脳はのんびりと怠けていたのかと反省する日々だ。経験を積み、有る程度仕事が出来ると、自分はもう少しくらいは色々出来ると自惚れ、錯覚していただけだと思い知る。

答えは簡単だ。自分が出来る事だけを“楽”してやっていただけだったのだと今更わかる。

しかし、分かるだけ良しとしよう。悔やんでみても始まらなぬ。もうひと頑張りすることにしよう。妻にそんな告白をしながら、端座位をとった。

最近は夕方に病院へいくのでタイミングが難しい。昨日は3分したら食事の時間になったので、そこから90分まってから、端座位を再開しようと思ったけど、もうやりたくないと言う。そーだね、そんな日もあるさ。

録画しておいたワンスアポンアタイムを見せてお休みと病院をでた。

学生を始めた途端に、講師、レコーディング、撮影関係と色々とスケジュールが重なった。いつも仕事ってえのは重なるように出来ているようだ。しかし、そのほとんどが初体験のことであると大変さが違うのだ。

初心忘るべからず。
これは世阿弥のことばで、今、よく使われている内容とは本来の意味はちと違う。600年以上前にこんなことを考えていたのかこの人。すごいな・・・なんてことを思う。

僕は、有る意味、才能のある歌手は上手く歌えて当たり前だと思っているから、それだけでは評価しない。彼らにとって“上手い”って思われることは、難しくない。その奥にあるものが大切なんだ。

大切は、それ守り、磨くために、大きくを切りすて努力を怠らないことというわけだ。
あぁ、耳が痛い(笑)

妻はせん衛生意識障害といわれる、簡単に言えば植物状態と呼ばれるらしいけど、日々の努力は凄まじいものがあるのだ。僕らの目の見えないところで培われている努力を僕はもっともっと見てみたい。そこから生まれる妻の詩をもっと聞き取りたいし伝えたい。もっともっと、刺激的に生きていきたいのだ。

さーって、よっこいしょ!
来週はお優さんのところに行って第一回他力本願秘密計画作戦会議。漢字15文字連続は生まれてはじめて書いたような気がする。

未分類 | 23:33:42 | トラックバック(0) | コメント(0)
トップシークレット〜他力本願大作戦〜
今日は調子がよかった。
熱は37.2℃。僕の顔をみるなり<うー>の機関銃攻撃だ。ダダダダならぬ、ううううう、、、すごい。なんだなんだ?ちょっとまてよ。それなんなんだ?・・・はーん、そうか。わかったよ。ここのところ来るのが遅いから、車椅子にのっていない。昨日は熱でだめだった。今日は乗りたい。そうだろ?<うー> OK。わかった、乗ろう。

しかしね、今日はスタバじゃないけど、ドトールだぜ。それもアイスハニーカフェオレだぜ。ほーら、うまそうだろ? <うー>、、、なんだ、この必死さは(笑)、、、しかしね、まだ熱が37.2℃だから、コーヒーのんで、扇子で風をおくるから、それで37℃にしてから車椅子にしよう。出来るさ・・・としばらく顔や頭や、胸もとやらを扇ぎ続けると15分後に37.1℃、25分後には目標値37℃まで下がった。

よしよし、じゃぁ、車椅子乗るよ。乗る前に、最後の一口飲む?<うー>。そうだね。そうだね。君は、ウーウーウーの頑張りやさんだ。僕はブーブーブーのブツブツ屋だけどね。ふー(笑)なんちゃって。・・・それにしても、蘭ちゃんとミキちゃんは、今日会えればよかったのにね。でも、また楽しみは後にのことしておこうね。

・・・などと、やりながら車椅子。ところが、また椅子にのったら、眠り姫がはじまった。なんだよと思いながら、45分ほどで外から帰ってきたら、なんと35.3℃である。もー、それは下がりすぎだよ。でもまだまだ<うー>攻撃は続く。

今度の<うー>はなんだろう?あー、そうね。昨日、話した、志村どうぶつ園を見たいんだろ?きっとそーだ。<うー>・・・僕はすごい。<うー>だけで、何でもわかる(笑)まぁ、ちがっても、君にしかわからないから、僕的にはわかったということにしておく。

それで志村どうぶつ園をビデオで見て、やっとうっとりちゃんと眠ったのを見届けて、バイバイしてきた。

今年、日帰り外出を計画したいと思っていると、妻に話しをしたところ、かなりテンションがあがっていた。目の前ににんじんは、効果がある。まずは準備をはじめて、それが出来ても、当日の、熱、体調、タイミング、がすべて合わないとうまくいかないだろう。でも、一歩踏み出すことが大切だ。

とにかく、計画を立てて行こう!妻がやる気まんまんながらも、どこか不安げな顔をしている。「あー、わかってるよ。僕のやりかたがきっと乱暴だと思ってるんだろう?そうだな。そんな若い頃もあったのは認めるよ。でも大丈夫だよ、ちゃんとお優さんに相談するから。」・・・と、スッとお優さんのブランドをつかって安心材料を与える。だましている訳ではない。ちゃんと相談するつもりだ。

「ねっ。お優さんとなら安心できるだろう?」 <うー>

相変わらず、僕は信頼がないようだが大丈夫。僕らにはお優さんがついている!
口からとびだした言葉はもうもどらない、他力本願大作戦がはじまった瞬間である。

未分類 | 22:00:24 | トラックバック(0) | コメント(6)
シャイな筑豊キャンディーズ
まちにまった9月23日でした。いえいえ誕生日をまちかねていたわけではありません。妻の中学時代からの親友ふたりが九州から来てくれる日だったのです。妻をふくめた3人は、筑豊キャンディーズと呼ばれていたらしい(笑)なんとも可愛らしい。妻がスーちゃんで、今日、来てくれたのはミキちゃんと蘭ちゃんということになる。ふたりとも美人で、今日は両手に花束の誕生日となった。15:40に病院に到着。当然僕が先頭を歩くのですが、病室に向かうまで背中に緊張感を感じていました。

2010年2月13日(土)に妻が倒れて、そこから妻の携帯の中にある近しい人に連絡を入れていった。すぐ逝く予定だったので、生きているうちに知らせをしたかったからだ。ミキちゃんと蘭ちゃんのふたりは、15日の月曜日に九州から日帰りで見舞いに来てくれた。僕の伝え方もよくなかったのだろうけど、生きているうちに顔を見たいという思いからだった。それはよくわかる。無理して葬式にいくより、無理するなら生きているうちだ。

そんな強い思いをよせてくれるふたりが、来てくれた。本当にうれしい。妻には、昨日、ちゃんと体調を整えて、良いところをバッチリ見てもらおうとミーティング済みだ。しかし、世の中そんなに甘くない。思い通りにいかないのが人生である。

背中にミキちゃんと蘭ちゃんの緊張感を感じながら、病室に向かう。でも僕はワクワクしていた。きっとすごい反応が見れるはずだと思っていたからだ。ところが、今日の妻は虚ろで、水枕をしていた。

「あれ?熱あるんだな。何度だろう?」・・・と計ってみると、37.7度だった。こりゃ、久しぶりに高めの発熱だ。看護師さんに訊いてみると、午前中は38.4度だったけど、水枕でここまで下がったところだという。「うーん。そりゃ残念だな。いいところを見せる予定だったのにね。」と声をかけると目を見開いて<そうなの。ごめんね。>とでも言うように、すこし何かを求めるような目つきで僕を見た。

ふたりは、あの死と隣り合わせだった日から、初めての対面なので、良いところを見つけながら、「ずいぶん良くなった。」「ここまで来たか。」「顔色がいい!」「肌艶がいい!」「よくがんばったね!」と声をかけてくれた。しかし、僕のように毎日当たり前に話しかけて、当たり前に端座位をさせるような付き合いではないので、きっとショックは強かったのだろうと思う。

僕はそのとき、あることを思い出した。以前、奥沢病院の松村院長に紹介してもらって、ちょうど僕らの10年先輩の同じ状態の患者さんと旦那さんにお会いしたことがある。先生からは、「奇跡的にすごい回復をしていて、きっと西嶋さんの奥さんも可能性があると思う。ぜひ会ってみたらいいでしょう。」と紹介してもらい、会いに行った。

しかし、当時の僕の感覚としては「えー。奇跡的な回復で、ここまでなのかぁ。。。」というのが、当時の正直な僕の感想だった。もっと期待してしまうのだ。もっともっと夢を見たいという気持ちがあって、それを見たいという「願望」が心の底にあって、それと目の前の「奇跡的な回復」を比べてしまうのだ。

今思えば、すでに僕の心にフィルターがかかっていて、網膜から入ってくる情報は自動的にエフェクトされてしまっている状態で、目の前の「回復の素晴らしさ」を、ストレートな原音そのままの状態で見つめることが出来ていなかったというだけである。

どうも久しぶりの対面は、この状態だったのではないか?とすぐに感じた。僕の言う「すごいんですよ。最近の清美はね、、云々・・・」という話のテンションと、現実の目の前の清美の状態にギャップがあったのだろうと思う。

この状態を、かなりすごくいい状態で、とても前向きな発展途上にあることは、やっぱりその道のプロでないとわからないのかもしれない。僕はある意味、妻専門職のプロである。その専門職につくために、宮ぷーとかっこちゃんに色々教えてもらって、会社を辞めて、この道についたわけだから、ある意味、妻専門のプロなのだ。

そんなプロと、親友とはいえ、素人さんとの間にはいきなりは難しいギャップがあるのだ。それをすぐに感じた。これは、松村院長が感じていた「希望」と、当時、素人だった僕の「えー」のギャップと同じである。この現象は、色々なところにあるのだ。

そんなわけで昨日の「筑豊キャンディーズ再結成」は、時期尚早ということで、先送りとなったように感じた。あの、いつになってもキャッキャ言える女同士の再会というわけにはいかなかった。ちょっと残念だったけど、これはまた次回のお楽しみということにしよう。九州からだから、そう簡単に何度も来れないけど、だから人生は楽しい。これが毎日来ていると、あっという間にありがたみは当たり前になる(笑)友遠方より来るである。次回、筑豊キャンディーズ再結成を目指して、また地味で地道な毎日をはじめよう!!


それにしても、久しぶりによく運転した。朝から事故渋滞で羽田まで2時間半、羽田から病院に2時間、病院からホテルへ送るのに1時間半、そこから帰宅するのに1時間半、のべ7時間半の運転だった。そのうち、美人ふたりとのドライブは3時間半だ。いい誕生日でした。

未分類 | 04:37:40 | トラックバック(0) | コメント(0)
孫と筑豊キャンディーズ
最近、コーヒーの味にうるさい。

どうも100円コンビニコーヒーはもう飽きてしまったようだ。久しぶりに買っていったスタバのアイスラテは、とてもうまそうに飲んでいた。気に入ると、自分から口をあけてスプーンを待ち構える。現金な奴だ(笑)しかし、口を開けて待ち構えたひとさじ3滴ほどのコーヒーを飲み干せば、もうあとはそんなにいらないみたいだ。ほらほら、俺は今は無職なんだぜ。以前のようにスタバを毎日は難しいんだけど、まぁ、そんなにいい顔で飲んでくれるんなら、仕方ないな、これからはスタバにしよう。・・・という、御前会議があり、今日は3滴340円のアイスコーヒーだ。

「ほら、今日はスタバのアイスコーヒーだよ~。やっぱりスタバは美味しいだろ?」<まばたき一つ=うん>「そうだよな、3滴340円。ダイアモンドレベルのコーヒーでございます!」<ばーか>なんて、やりとりをしながら「さー明日はついに中学からの友達がやってくる日だね~。」と話して、そろそろ端座位に入ろうと思った時に、あらら孫がやってきた。こりゃ、びっくり!

「こりゃいいね。清美、孫がやってきたぞ!息子と嫁と、その母親に孫だ。こりゃ賑やかだね。ほら、今日もいいところを見せようね!」・・・と、端座位をしながら、妻の目はずっと孫を追いかける(笑)そりゃそうだよね。目の前に連れて来てもらうと、口をもぐもぐと挨拶をした。なんだろうな<はいタッくん、もうすぐ1才のお誕生日ね。いい子に育ちなさい。私をバアバなんて呼んだらダメだからね>・・・かなぁ?いや、そんな長いフレーズじゃなかったな。<やぁ、1才おめでとう>かな?、わからないけど、まぁいいや。

あっという間に時間は経つ。「今日はそんな時間がないんだよ。今から小松崎さんのレコーディング。歌入れ最終日なんだ。今日は僕の書いた詞を歌ってもらうんだよ。ほっておけないだろう?じゃぁ、先に出るねバイバイ」

・・・という訳で、僕は一足先に病院を飛び出た。あとは、息子と嫁、それと妻の親友でもある、もう一人のおばあちゃん。ばあちゃん二人と、孫と、ゆっくりやってちょうだいな。

いよいよ明日は、筑豊キャンディーズの再結成だ!昔々、あるところで、妻が高校1年生の頃、妻と仲良しの2人の合計3人は、筑豊キャンディーズと呼ばれていたそうな。この「筑豊」というのと「キャンディーズ」がくっつくこのフレーズ、なかなかいいセンスだ。イナタさとアイドル、いい組み合わせ。僕はこういう微妙な組み合わせのセンスがとても好きだ。いいな、筑豊キャンデーズ。「筑豊」にあわせるなら「キャンデーズ」とするべきだろう。でも、やっぱり「キャンディーズ」であるところが組み合わせの妙なのである。妻はスーちゃんだったそうだ。だから、明日は蘭ちゃんとミキちゃんがやってくる。

今日はいい歌がとれた、あとはコーラスDBとTD&Masteringだけだ。素晴らしいものが出来上がる。孫にもあえた。その上、蘭ちゃんとミキちゃんが明日やってくる。そして僕はあと90分で54ちゃいになる。めでたしめでたし。

未分類 | 22:35:55 | トラックバック(0) | コメント(4)
月と花、遠くは近いのココロ


右腕は痛い。でも今日もうれしい(笑)
昨日、今日と、学校終わりで病院へ行くのだが、タイミングがとても微妙だ。しかし、人生は考え方で変わるのである。処置の時間、夕食の時間、リハビリの時間、などが微妙に交差していて、端座位がとれないのであれば、ここはどかんとゆっくり構えてしまえばいいだけだ。

食事しながら<るろうに剣心>を3話みる。1時間半、妻は今日はしっかりとアニメを見続けていた。その間、ぼくは授業がついていけていないので、その復習をやった。授業は面白いけど、痛みとの闘いである。

1時間半あれば、復習もヘトヘトになる。食事も終わる。食後すぐは動かすのがよくないようなので、そこから爪切りや細かいケアをする。それから、いよいよ端座位30分コースだ!今日も色々と話し合いをしながら、音楽を聞きながら、僕が昨日見た夢にはじめて妻が登場した内容なども話しながら、背中をマッサージしながら、アゴ下をマッサージしながら30分たっぷり座る。

今日は端座位をとっているときに、左腕を動かした。手じゃなくて、腕である。とにかく、たまに驚くようなことをやってくれる。妻なりのサービスだろう。今日は、他にもサービスがあった。<るろうに剣心>を見ながら、左手をグイグイ動かしてくれた。「私はアニメ見てるけど、あなたはつまらないんでしょ?しょうがないわね、ハイどーぞ。左手、こんくらいなら動かせるよ。どう?感動した?勉強がんばれば、またやったげる。学校がんばりなさい・・・(イメージ)」みたいな感じで、かるーくカマしてくれた。
https://www.facebook.com/photo.php?v=519822901428696

お前、すごいな。よそ見しながら、これかよ。なんか、俺魚になった気分だな。きっとルアーって、こんな風に見えるのかもなぁ。食べないけど。。。などと、意味のないことを考えながら、食後をまってから、端座位マッサージをビシッと決めてやった。

アゴ下マッサージは、かなりいいようだ。お休みのハミガキをするのだけど、昨日も今日も、歯の裏側が磨けた。普通、口が開かなくて、裏側がなかなか磨けないのだけど、口がよく動くようになるのだ。端座位をしながら、妻の右側に移動して、左手で首の後ろを、右手でアゴ下の首の付け根と、アゴ下から舌の付け根を関節に逆らわずに、少し首を回したりしながら、グイグイマッサージする。

知らない人がみたら、首を締め上げているように見えるだろう。たぶん、カメラで撮影されていたら、凶悪犯人みたいな姿であることは間違いない。しかし、この悪人は、口をあけて歯の裏がみがけるようにするのだ。これは、ここ3回くらいしかやっていない技だが、100%の成功率だ!

今、自分が首まわり、肩、腕と、すべて痛いから、色々なストレッチをするのですが、その中で開発したマッサージを思いつきで妻にやってみたわけである。これが上手く行くと、あぁ、この自分の痛みも、ここに繋がった。めでたしめでたし・・・と、思うことで痛みくらい我慢しろと自分の身体と脳に言い聞かす。

写真は、家の床の間に飾られていた、満月セットである。
吾亦紅、矢筈ススキ(まだ穂が出ていないけど)、秋海棠のピンクと白(これ、白のほうの葉っぱの裏が赤い。ピンクのほうの花の葉っぱは、普通の緑色)それと、なんだっけなぁ、山ホトトギス、、、ちがったかなぁ?うろ覚えだけど。月に似合う草花、面白いなぁ日本人。

未分類 | 23:20:33 | トラックバック(0) | コメント(2)
笑顔・・・のようなもの
ここのところ、慣れない勉強などをしながら病院へ通っているので、頸椎から右腕への痛みがとれず、なかなか日記を書くところまでいかない。しかし、今日はこの痛みもつかの間忘れさせてくれることがあった。大したことではないのだけど、こんな些細な瞬間が、幸せだったりするのだ。

学校終わりで夕方に病院へいくと、妻は相変わらずつまらなそうな顔をしていた。「よう。今日は、100年ぶりにテストをやったんだぜ。すごいだろ?」なんて、笑いをとりにいったけど、あいかわらず「ふん」くらいな感覚で聞き流された。この、凄みのある顔つき、この貫禄、僕はこれが面白い。いつから、こんなにどっしりした女になったんだ。この無言の凄みの、目に見えない手のひらで、僕も息子たちもそれぞれの人生を生かされているように感じる。

今日は、バスに飛び乗ってしまったので、コーヒーが買えなかった。そのかわり、自動販売機でグレープジュースを買ってもっていった。これが思いのほか人気で、口や舌をよく動かしながら、味を確かめながら、楽しみながら飲んでいた。こんな反応を見ていると、この瞬間は痛みも忘れる。

夕方にくるようになってから、処置の時間とのタイミングがうまく読めないけど、まぁ、来たら来たで止めればいいから、端座位をとって、色々と話し合った。台風の話、昨日のレコーディングもうまくいった、今月には完成するから聴いてねという話。そしていよいよ来週、妻の親友が九州から遊びにきてくれる。どんな歓迎をしようか?という話し合いだ。

「端座位は見てもらわないといけないよね。で、ジュースやコーヒーを飲みながら、そのあと、車椅子で散歩して、インチキ筆談をやろう!とにかく、出来る事はみんなやってみせようね。」<薄目をあけて、ふんってイメージで軽くまばたき>「いやぁ、その感じ、かっこいいよ。ホント。その人を見下したような感じ、凄すぎだぜ。」<軽くにらみをきかせる>「それそれ、いーね。イイデスハンソン」<顔は変化していないけど、なんか笑顔を感じた・・・プッ・・・というイメージ>「あっ!今、笑ったでしょ?ね、笑ったね。ぜったい笑った。そうでしょ?ね、ねっ!」<目を開き、あごを突き出すようにアクション>「やった、遂に笑顔発見!まさか、イーデスハンソンで来るとはな。人生捨てたもんじゃないな。いいね、いいね、イーデスハンソン!」<ばーか、つかれるから、やめてよ 〜イメージ〜>・・・・と、こんな具合で20分を過ごす。

これ、聴いている人は、周りの3名の入院患者さんだ。きっとみんな、へんな馬鹿野郎だと思っているんだろうなぁ〜って、思いながら、それが可笑しくて、また一人でヘラヘラと笑う。この、妻と話をしているのか?一人で芝居をしているのか?・・・このかなりギリギリな行動と会話は、実際の映像より、想像してもらえると、かなり気持ち悪くて面白い。妻はどんな思いで、この馬鹿らしい話につきあっているのだろうか?

そんなくだらないひと時が、とても幸せに感じるなんて、不思議だな。
壁打の日々、空振りだらけの脱力感の日々を、根性で背筋をのばしていた日々が、
いつのまにか、こんなひと時さえも、幸せと感じる日に変化していた。
倒れてから3年半が過ぎて、確実に次のステップへと向かっていると感じる。

もともとギャグは得意じゃないし、気分的にも言うことはなかった3年間だったけど、これからは少し練習していこう。おやじギャグは、実は日本文化に通じるということも最近わかったし、それもイーデスハンソン。ハンソンさんごめんなさい。

未分類 | 21:37:22 | トラックバック(0) | コメント(1)
感謝際


感謝祭といっても、七面鳥とは関係がない。
今日は、病院へいって入館の手続きをしていると、何やら賑やかムード。
ちょっと周りを見渡すと、リハビリルームに人が多くいて、階段からちょうどこのフラガールたちがやってきた。
受付に「今日はいったい何が起こっているのですか?」と質問してみると「感謝祭なんです。」と返事があった。
へー、そうか、何の感謝かわからないけど、フラダンスは面白そうだし、きっと妻ももうこの会場にいるはずだと
受付からそのまま会場へと入って見渡すと、やっぱりもう先に妻は車椅子で連れられて来ていた。

「やぁ、どうだい?なんか面白そうだね。」と声をかけると、目を僕のほうに向けて、首をふって答えてくれた。このガールズの中に、妻を看てくれている看護師さんが2人いた。妻もフラをやってみたいと言っていた矢先に倒れたから、うらやましいだろうな。

オープニングに院長からの挨拶。今日は、病院スタッフ全員から、入院患者さんたち全員への感謝祭なのだそうだ。もともと敬老の日にちなんでやっていたイベントだけど、敬老というにはみなさん若いし、中には戦争をくぐり抜けて、病気とも闘い、生き抜いてきている人たちで、そのパワーをいただきながら、病院スタッフは働かせてもらっている。・・・と、簡単に要約すると、そんな意味の感謝祭でした。あの、日々のタイトな仕事、生活の中で、このイベントをやることは、とても大変なことだろうと思う。しかし、その気持ちがありがたい。

演目自体の出来は色々だ(笑)しかし、その心意気に患者も家族もみな感謝する。患者に感謝して行動する病院スタッフ、その姿に感謝する患者と家族。これが本来、日本にある姿だったのではないか?と思ったりした。いや、話がずれるからそれはいい。とにかく、この病院とも今年の11月で3年となる。今年はすべて3年から4年目へとゴロンと何かが変わる年のようだ。この時期はまだ2回目の経験なわけだが、昨年はこれは知らなかった。昨年のこの時期は、旅の連続だったから、病院に来れたいなかったのだろう。

いい病院との出会いは、僕らにとっては命綱である。この感謝し合いっこは、第三者が関係なく見ると、きっと笑っちゃうし、そんなに興味ももてないものだろうと思うけど、僕ら当事者にとっては、とても重要な<思い>の場であった。病院の全スタッフが関わりながら作り上げた60分、家族からも感謝でした。


未分類 | 19:33:26 | トラックバック(0) | コメント(3)
うー。パクパク、うー。


今月から、言語聴覚リハビリの担当がHさんになった。彼女は妻がこの病院に入院したときの、最初の担当者だった。Hさんとは最初から相性がよかった。妻は最初から、とても積極的にアプローチしていたことを思い出す。1年くらい担当していて、そのうち見かけなくなったのは、出産のためだったそうだ。先日再会したときに彼女は母親に、そして妻はおばあちゃんになっていた。

そのHさんが今月から担当に復帰した。今日、病院へ行ったとき、ちょうどリハビリが終わるところだった。「今日は、最初は眠そうだったのですが、とてもがんばってくれたんですよ!」と笑顔で今日のリハビリの模様を話してくれた。色々な言語カードを見せて、口の形を練習するのだが、最長4文字のことばを口で形をつくったそうだ。もちろん「あ」と「お」との差はそう簡単に表せないけど、きっとそうだろうな、、、くらいはがんばれたようだ。

昨日も、僕は妻に、「Hさんとの言語リハビリははりきってやってね。約束だよ!」と話していたばっかりだけど、ちゃんと気合いいれて実行しているようだ(笑)

昨日、いつもの公園でまったりしているときの会話で、、、「ねぇねぇ、今はまだ僕が学校とか行き始めて、ペースがまだ出来ていなくて、クタクタなんで、まだまだ準備も何も出来ていないから、まだまだ先の話なんだけどね・・・」と普通に話しかけたら、閉じていた目を開き<はいはい、それでなーに?>というように僕を見た。「いやね、ほら、日帰り外出許可はもらったけど、まだ何も準備出来ていないのよ。でも、季節がよくなったらさ、近くでもいいから、紅葉とか見に行けるといいよね。」・・・などと話をしていたら、 <うー。パクパク。うー!> としっかりと僕の目をにらみつけながら、あごをちょっと突き出すようなアクション付きで返事をした。「うぉー!最高だ。ぐっとくるね!」なんていいながら、涙がポチリとはみだした。

あれは、きっと <ほらほら、そんなに急いで無理しないで!> と言っていたのだと思う。いや、まてよ。違うかも <おそいわよ。なんでさっさと準備しないの?>・・・かもしれない。しかし、あいつは喋れないんだから、その判断は僕に決定権がある。筆談もあいかわらずわからないままだから、すべての権限は僕にある。だからきっと優しく、<無理しなくていいわよ> ・・・そう言っていたに違いない。

だって、そのほうが理想的な女性像だし、人気がでそうな気がする(笑)なんの人気かは知らないけど、少なくとも僕からの人気はアップする。そうそう、そんな会話を公園でしていたときに、「Hさんとの言語リハビリは、気合いを入れてがんばってね」という話をしていたのだ。妻はしっかりと約束を守り実行してくれているのだ!

昨日、約束したことがある。いつも、レコーディングしている時は、録音中の音源を聴かせながら、感想をきいたりしていた。そういえば、ここ3年半はこのことをまったくやっていなかった。因幡さんのレコーディングも、杉田さんのレコーディングも、途中では聴かせていなかったな。完成してからは聴いてもらったけど。なんで、いつもしているようにしなかったのだろう?とふと思った。

今、小松崎いつ子さんというシャンソン歌手のレコーディングをしている。昨日は夕方から録音だった。ちょうど4曲、歌が入ったところだから、久しぶりにこのレコーディング途中の音源を聴いてもらおうと、約束していた通りに音源を用意して、20分ほどこの音源を聴きながら端座位をとった。言語リハビリ直後だったこともあり、かなり疲れていたようで、もう目は開かなかったけど、気持ちよさそうに歌を聴いていた。「うん、僕もかなりいい出来だと思っているよ。気持ちいいだろ?楽しみにしていてね。」うっすら目を開いて、かすかに <ウン> と言ってくれたように感じた。

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百日紅


最近、学校に行き始めてから、病院へくる時間と処置の時間のバランスで、なかなか車椅子に乗れないタイミングだった。今日は、久しぶりに外に出た。百日紅ももうすぐ終わる。
もう15年以上前のことだけど、夏の時期、たまの休みの日には家から5キロほど歩いてお風呂屋さんへ行った。その道すがら、いつも百日紅が咲いていた。そんな話をしながら、しばらく外で風に吹かれていた。懐かしそうに、思い出しているように思えた。

今月は、妻の親友が九州から会いに来てくれる。
うれしいね。うれしいな。

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