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T.Nishijima

Author:T.Nishijima
2010年2月に妻が脳幹出血で倒れる。2013年3月に白雪姫プロジェクトと出会い、積極的なリハビリアプローチを始めるため、その回復への道のりを記録しようと日記をはじめました。また、このプロジェクトの存在を知ってもらいたいと思っています。
http://www.shirayukihime-project.net/

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記念日ってこういうことなんだろうな。

今日は外出練習日だったのだけど、天気もよく、あたたかで、最高だと思いながらも、心の片隅では、熱がでているかもなぁ、、、それだと、外出は無理かもしれないな。と思いながら、病院へ向かった。午前中は37.8℃あったそうだけど、担当の看護師さんが、今日は外出だとアイスノンと看護師さんの愛情と気合いで、僕らがついたときは36.9℃となっていた。

すごいな、やっぱり気合いだよね。この状況を知らないまま妻に「あれ?熱あんの?、あれー、ダメかなぁー?」だんて言ったら、すごい顔をして僕をにらんで必死に口を横にした「い」と、口を突き出した「う」を何度も繰り返した。「わかってるって、今日は出かけるよ!大丈夫さ。今日の計画を発表します!色々考えたんだけど、やっぱり家にいこう!家の庭から、桜並木をみよう。そして、来年の桜は、ここで花見をするよ!

さぁ、出発!ついにこの日が来た。まさか、まさか、今年の4月までは外出など、まったく意識もしたことがなかったし、有り得ないことだと思い、考えたことがなかった。宮ぷーに会いにいったのが4月20日だけど、この時にも考えてもいなかった。あのあと、宮ぷーとかっこちゃんが、夏に飛騨高山へロックンロールなドライブを敢行して、これが信じられなかった。あれれれれれれれれ・・・・、なんじゃこれ?この人たち、どこかおかしいのかもな。やり過ぎだよ。・・・・と、思いながら、僕の中の何かにスイッチがはいっちゃった瞬間だった。

あぁ、あれ、僕もしたい。。。あーいうの、大好き。

シンプルにやりたいというスイッチが、素直にまっすぐやってきたので「そうですね。ぼくもそう思います」と
パチリとそのスイッチを飲み込んだ。この日に僕は、スイッチに魂を売ったのだろうと思う。

ロックンロールなスイッチが入ったものだから、それから端座位へ向かう道ははやかった。この端座位は、妻の「座る」という体勢の安定感をつくっていくことになり、首の筋力をアップさせて、微妙な筋肉のコントロールが少しだけ、たぶん普通は評価できないかもしれない程度だけど、事実としてほんの少し、表現を出来るようになっていった。

すごいよなぁ。外出したいと言ったとき、院長先生はすぐに了解してくれた。それは、様々なケースを経験してきた上に、僕を信頼してくれた証だと思う。「病院としての責任は私がもつ、家族の責任は西嶋さんだよ」と、はっきりと、看護師、リハビリ担当、ソーシャルワーカーの前ではっきりと仁義を切ってくれた。

当たり前のことだ。ましてや、何があっても病院に責任なんてない。だって、僕らの希望で、やりたいことを許可してもらっているわけだから。ただ、スタッフ全員がいるところで、スタッフにたいして責任の所在を明確にして、安心をあたえた上で、ぼくらに協力をしっかりするようにという指示は「流石」「天晴」という以外には何もない。ぼくらは、どこまでも幸せであると実感する。

そして、今日は、こんなにいい天気。絶好というのはこういうことを言うのでしょう。
車の中の妻は、往路、復路とも、一度も目を閉じることなく、車の移動を楽しんでいた。
景色を見るというより、運転している息子を見つめ続けていた。

3年9ヶ月ぶりの自宅。家の前の桜並木、どんな思いで見つめたのだろう。
「最近、塀を建替えたんだ。道路面の塀が、地震の影響もあってか、傾いていたのでね。だって、通行人にケガをさせたら危ないだろう?塀だけの作りかえただけだけど、外から見てみると、景色がちがうだろう?まるで新築って、言い過ぎました。築43年です(笑)」・・・などと、妻を家につれてきた。

母が「清美ちゃん、よく来たね。これからは、どんどん外出していらっしゃいね。まずは桜の時期に花見にくるんだよ!」・・・後から聞いて知ったのだけど、母はこの計画を僕が話した夜、妻は家に来た夢をみたそうだ。実は僕は、家ではなくて、多摩御陵に連れて行くつもりでいた。家に帰っても、家の中には入れないし、つまらないと思っていた。

でも、何よりもこの家の前の桜並木、そして、家の庭、母との対面。ここから外出が始まるのが、いいなと思った。ちょっと残念だったのは、長男がインフルエンザになって来れなかったことだけだ。

本当に、いい一日でした。
思っていなかったことを、ある日あるキッカケで思いはじめて、思いつづけることをしていたら、
今日というこの日が生まれた・・・という感覚です。

生きていることは面白い。心の底からそう思う一日が、今日という日だ。

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未分類 | 21:52:09 | トラックバック(0) | コメント(3)

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