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T.Nishijima

Author:T.Nishijima
2010年2月に妻が脳幹出血で倒れる。2013年3月に白雪姫プロジェクトと出会い、積極的なリハビリアプローチを始めるため、その回復への道のりを記録しようと日記をはじめました。また、このプロジェクトの存在を知ってもらいたいと思っています。
http://www.shirayukihime-project.net/

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妻からのクリスマスプレゼント
昨日は息子の引越だった。ところがこれが大失敗。なんと学生としての授業がある日なのに、それをてっきり忘れてしまっていて、部屋の片付けに集中していた。今日は朝から学校に行くなり謝った。無断欠席である。まったく教えていただいているのに、失礼な話しである。心から反省した。そういえば数十年前、職員室に呼び出されたときの緊張感を思い出して、その感触は少しうれしくもあった。だいたい呼び出されるときには、怒られる時だけど、当たり前ですが怒られることがうれしいのではない。そんな昔の空気のような、記憶の風みたいなものが心の中をサーっと駆け抜けた感触のことだ。「忘れていたことを思い出す」というフレーズはこんなときに使うのかもしれないと思いながら、職員の部屋で「ごめんなさい。すみませんでした。もうしません。」と謝った。

病院へ来てから、そんな僕のヘマ話しをしながら端座位30分コースからはじまった。僕の目をみながら<バカねぇ>と呆れ顔で端座位をつきあってくれた。そんなヘマをやりながら、引越で荷物の移動でまた腰が危ないとかいう話しをしていて端座位を20分くらいしたところで気がついた。「あ、そーだ。今日クリスマスイブだよ。クリスマスイブのデートだね。クリスチャンじゃないけど端座位デート!」なんて、意味不明のことを言っていたらなんと妻がプレゼントしてくれた。妻からのプレゼントとは、想像したこともなかった。

妻のベッドは一番低くしても足がつかない高さだ。かっこちゃんからは、端座位では必ず足の裏は床を意識できるように接地させるべきだと教えられた。妻は尖足だけど、少しづつでも膝を下におしながら、足首を根気強く、時間をかけて柔らかくしていくことは出来ると教えてくれた。でもどうしても床に足がつかない。せめて、足の裏の感触だけでも感じさせてあげたいと、55cmくらいのバランスボールを購入し、空気を2/3程度にして、そこに足をのせることで、足裏を感じてもらうようにしながら、端座位をやっている。

この端座位は、いったいいつからはじめたんだっけ。最初に怒られたときはきっと、宮ぷーのところに行って帰ってきてすぐだろうから、4月の後半だろう。その後、院長先生との面接で許可を正式にとれたのが、5月1日だったから、やりはじめてもう8ヶ月ということになる。ぼくがこれない日もあるし、体調がわるくて出来ない時もあるけど、少なくとも半分は座っているだろうから、120日ほどは座ることが出来ているはずだ。積みかさねというのはすごい。

なんと、両足に力をいれて、立ち上がるふりをしたのだ!!

目の前でおきた動きが、いったいどういう事なのか?一瞬理解できなかった。もちろん、そんなに大きな動きではない。しかし、確実に両足に力がはいり、腰がうくまではいかないけど、腹筋に力が連動して胴体が少しのびるというか、お腹を少し突き出すような形にほんの一瞬だったけど、それを目撃した。

<ねぇ、あんたドジしたって話しでしょ?そんな話しつまらない。それよりこれどう?ほらっ!!>というような、イメージ吹き出しだ。「えぇっ?清美!お前、立ち上がろうとしたの?じぇじぇじぇー!じぇー!(すげー!)」表現が古いかどうかは関係ない。すごいという事実の文字表現だ!文章でも、象形文字でもいいのだ。もちろん、実際に立ち上がれるわけはない、しかし、すごいのは、両足に力が入って、力の方向とタイミングをコントロールしたという事実だ!神経は脳幹で寸断されていて、一生涯、これは回復しないと診断されていた神経が、どういうわけか、微かにつながりが出来て、それを意識的にコントロールしたということだ!

すごすぎる。それも、僕はじぇじぇじぇ、なんて言っているのを見て、<なにそれ、そんなことで驚いているの?ほーら>ともう一度やってくれた。二回目は少し力が弱かったけど、同じことをやった。以前はたまに一発芸という程度の首ふりだったが、最近は、連続技が流行っているらしい。妻もきっと、『忘れていたものを思い出す』ように、筋肉を使ったのだろう。脳と心に風が吹いたはずだ。記憶は理論じゃないのだ。身体のどこかで、その筋肉の動かし方は身体が知っているのだ。能でも心臓でも、身体のどこでもいい。記憶よ蘇れ!どんどん思い出しちゃえ!!

さて、これから全日本フィギュアの女子ショートから見始めるのだ。連続技、大好き!

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未分類 | 17:06:11 | トラックバック(0) | コメント(2)

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