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T.Nishijima

Author:T.Nishijima
2010年2月に妻が脳幹出血で倒れる。2013年3月に白雪姫プロジェクトと出会い、積極的なリハビリアプローチを始めるため、その回復への道のりを記録しようと日記をはじめました。また、このプロジェクトの存在を知ってもらいたいと思っています。
http://www.shirayukihime-project.net/

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よーいドン!
ここのところ、暖かい日がつづいている。お散歩の絶交のチャンスだ。しかし、ウィークディは病院にくるのが夕方だから、お散歩の時間には遅すぎる。処置をして、すぐ夕飯となるから、テレビタイムとした。サラちゃんのドキュメントをとってきて見せている。あの子は可愛い。ジャンプにとりくむ真剣な姿勢は素晴らしい。この姿勢はきっと妻にも通じるものがあるはずだ。障害と向き合うということは、色々なことにトライしていかないとならないはずだ。僕らにはわからないけど、身体の中にいる妻は、いつだって努力しているはずだと思う。きっとサラちゃんのことが気に入るはずだ。

昨日は、ゆっくりと散歩を楽しんだ。公園で日向ぼっこしながら、久しぶりにお優さんの本を朗読した。いつも、時間があいちゃうから、最初のほうからになり「あれー、ここ読むの4回目だよなー」とか言いながら、読み進めていく。妻は滑舌の悪い朗読でも、本の内容をしっかり聞き取ろうと真剣に聞いてくれている。そして僕はまた同じ場所で声がつまり、しばらく中断する。「ばっかじゃないの?同じところで、なんで止まるの?はやく先に進めてよ!もー、だらしないんだから。」っていう声が聞こえた。「いやいや、目にゴミがはいっただけさ」と臭い芝居をうち、つぎへとすすめる。これはウソ。

しかし、良平くんのような人ってどうやったらそんな人が生まれるのかなぁと、びっくりしながら読み進め、結局、また同じ当たりで公園は日陰になり、タイムアウトとなった。ふーむ。これでは、一生かかっても読み終わらない。どうしたものか・・・「ばっかじゃないの・・ばっかばっかあほ」と心にチクリとこだまする。

自分の苦しみを、他人の苦しみの尺度とし、その経験を将来の薬剤師への道しるべとする。どうして、あの年齢でこんな発想をすることが出来たのだろう?きっと、何度も生まれて修行をつんで、今回はこれを家族とともに経験すると決めて生まれてきたにちがいがない。こうやって、人はみな永遠に成長していくのだろうなどと思いながら朗読をした。お優さんの文章はとても読みやすい。すーっと気持ちがこちらの心に入ってくるといった文章だ。だから妻も、滑舌のわるい朗読でも我慢出来るのだろう。

とにかく、言葉=気持ちがわかることが、どれだけ大切かということは、きんこんの会へいくたびに思います。それは、患者本人だけでなく、家族にとっても、たいへん大きな意味があります。わからないでいると、かってに間違った判断を廻りがすることがあるわけです。僕であれば、妻は絶望の中で生きているのではないか?などと思い、それが自分自身を苦しめます。これは負のスパイラルのようなもので、ろくなことがありません。

ところが、昨年5月に柴田先生が笑いながら入って来た時には、妻は初対面なのに、冗談を言っていました。初対面で会うなり、面白い人だと言うのです。涙する先生を、少しからかったりしながら、なんともそんなに心に余裕のある、懐のふかい人間になっていたことを知ったときには、僕も泣いていましたが、その涙の中には、心配しすぎていたことから解放された喜びがありました。

それから、少しづつ、このつまらなそうな鉄仮面みたいな無表情の中に、豊かな感性と、感情がのびのびと広がっているのだとわかりました。詩を書きはじめた作品の成長度もすごかった。そろそろ、もう次の詩がたくさん妻の中にはあるのだろうと思いますが、これは、忘れないように妻の心にしまっておいてもらって、次のチャンスをゆっくり待ちたいと思います。

29年目1日目の今日は、夕方の処置にギリギリ滑り込みセーフ。これは、あとは回数を重ねないとだめだ。僕が下手くその間は、ハードな体操の時間となり、上手になったらもっとハードな訓練を別のプログラムを開発していこう。とはいっても僕は優しいので、かっこちゃんほどのスパルタではない(笑)宮ぷーのハーレムへ伺ってから、たったの9ヶ月で、もうお出かけは4回行った。

人と人との出会いは、思いもしない人生の扉を開けてくれる。僕はかっこちゃんの講演会、たった2時間で「座る」ことの大切さを知り、そのひと月後に一日で座り方を教えてもらって、そこから半年で、想像もしていなかったお出かけを始めたのだ。

よーいどん!結婚29年目がスタートした。さてさて、次のステップはいったいどこから何がやってくるのだろう?人生ってやっぱり面白い。

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未分類 | 17:53:20 | トラックバック(0) | コメント(0)

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