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T.Nishijima

Author:T.Nishijima
2010年2月に妻が脳幹出血で倒れる。2013年3月に白雪姫プロジェクトと出会い、積極的なリハビリアプローチを始めるため、その回復への道のりを記録しようと日記をはじめました。また、このプロジェクトの存在を知ってもらいたいと思っています。
http://www.shirayukihime-project.net/

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シャイな筑豊キャンディーズ
まちにまった9月23日でした。いえいえ誕生日をまちかねていたわけではありません。妻の中学時代からの親友ふたりが九州から来てくれる日だったのです。妻をふくめた3人は、筑豊キャンディーズと呼ばれていたらしい(笑)なんとも可愛らしい。妻がスーちゃんで、今日、来てくれたのはミキちゃんと蘭ちゃんということになる。ふたりとも美人で、今日は両手に花束の誕生日となった。15:40に病院に到着。当然僕が先頭を歩くのですが、病室に向かうまで背中に緊張感を感じていました。

2010年2月13日(土)に妻が倒れて、そこから妻の携帯の中にある近しい人に連絡を入れていった。すぐ逝く予定だったので、生きているうちに知らせをしたかったからだ。ミキちゃんと蘭ちゃんのふたりは、15日の月曜日に九州から日帰りで見舞いに来てくれた。僕の伝え方もよくなかったのだろうけど、生きているうちに顔を見たいという思いからだった。それはよくわかる。無理して葬式にいくより、無理するなら生きているうちだ。

そんな強い思いをよせてくれるふたりが、来てくれた。本当にうれしい。妻には、昨日、ちゃんと体調を整えて、良いところをバッチリ見てもらおうとミーティング済みだ。しかし、世の中そんなに甘くない。思い通りにいかないのが人生である。

背中にミキちゃんと蘭ちゃんの緊張感を感じながら、病室に向かう。でも僕はワクワクしていた。きっとすごい反応が見れるはずだと思っていたからだ。ところが、今日の妻は虚ろで、水枕をしていた。

「あれ?熱あるんだな。何度だろう?」・・・と計ってみると、37.7度だった。こりゃ、久しぶりに高めの発熱だ。看護師さんに訊いてみると、午前中は38.4度だったけど、水枕でここまで下がったところだという。「うーん。そりゃ残念だな。いいところを見せる予定だったのにね。」と声をかけると目を見開いて<そうなの。ごめんね。>とでも言うように、すこし何かを求めるような目つきで僕を見た。

ふたりは、あの死と隣り合わせだった日から、初めての対面なので、良いところを見つけながら、「ずいぶん良くなった。」「ここまで来たか。」「顔色がいい!」「肌艶がいい!」「よくがんばったね!」と声をかけてくれた。しかし、僕のように毎日当たり前に話しかけて、当たり前に端座位をさせるような付き合いではないので、きっとショックは強かったのだろうと思う。

僕はそのとき、あることを思い出した。以前、奥沢病院の松村院長に紹介してもらって、ちょうど僕らの10年先輩の同じ状態の患者さんと旦那さんにお会いしたことがある。先生からは、「奇跡的にすごい回復をしていて、きっと西嶋さんの奥さんも可能性があると思う。ぜひ会ってみたらいいでしょう。」と紹介してもらい、会いに行った。

しかし、当時の僕の感覚としては「えー。奇跡的な回復で、ここまでなのかぁ。。。」というのが、当時の正直な僕の感想だった。もっと期待してしまうのだ。もっともっと夢を見たいという気持ちがあって、それを見たいという「願望」が心の底にあって、それと目の前の「奇跡的な回復」を比べてしまうのだ。

今思えば、すでに僕の心にフィルターがかかっていて、網膜から入ってくる情報は自動的にエフェクトされてしまっている状態で、目の前の「回復の素晴らしさ」を、ストレートな原音そのままの状態で見つめることが出来ていなかったというだけである。

どうも久しぶりの対面は、この状態だったのではないか?とすぐに感じた。僕の言う「すごいんですよ。最近の清美はね、、云々・・・」という話のテンションと、現実の目の前の清美の状態にギャップがあったのだろうと思う。

この状態を、かなりすごくいい状態で、とても前向きな発展途上にあることは、やっぱりその道のプロでないとわからないのかもしれない。僕はある意味、妻専門職のプロである。その専門職につくために、宮ぷーとかっこちゃんに色々教えてもらって、会社を辞めて、この道についたわけだから、ある意味、妻専門のプロなのだ。

そんなプロと、親友とはいえ、素人さんとの間にはいきなりは難しいギャップがあるのだ。それをすぐに感じた。これは、松村院長が感じていた「希望」と、当時、素人だった僕の「えー」のギャップと同じである。この現象は、色々なところにあるのだ。

そんなわけで昨日の「筑豊キャンディーズ再結成」は、時期尚早ということで、先送りとなったように感じた。あの、いつになってもキャッキャ言える女同士の再会というわけにはいかなかった。ちょっと残念だったけど、これはまた次回のお楽しみということにしよう。九州からだから、そう簡単に何度も来れないけど、だから人生は楽しい。これが毎日来ていると、あっという間にありがたみは当たり前になる(笑)友遠方より来るである。次回、筑豊キャンディーズ再結成を目指して、また地味で地道な毎日をはじめよう!!


それにしても、久しぶりによく運転した。朝から事故渋滞で羽田まで2時間半、羽田から病院に2時間、病院からホテルへ送るのに1時間半、そこから帰宅するのに1時間半、のべ7時間半の運転だった。そのうち、美人ふたりとのドライブは3時間半だ。いい誕生日でした。
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未分類 | 04:37:40 | トラックバック(0) | コメント(0)
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