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T.Nishijima

Author:T.Nishijima
2010年2月に妻が脳幹出血で倒れる。2013年3月に白雪姫プロジェクトと出会い、積極的なリハビリアプローチを始めるため、その回復への道のりを記録しようと日記をはじめました。また、このプロジェクトの存在を知ってもらいたいと思っています。
http://www.shirayukihime-project.net/

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ベッドサイドからの景色(8)
<笑い話>・・・2010年4月下旬頃
とても恥ずかしい、当時のことを思い出しました。
人間は混乱しているときに、それが混乱していると自覚できないのです。
凍り付くような衝撃のラストシーンです。

奥沢病院に転院が決まる前のことです。転院先を必死にさがしながら、医療制度や法律の壁にぶち当たり、このままで転院したときの入院費はおそらく月額40万となるようだとわかった時、これは数ヶ月で支払いきれなくなるかもしれないという不安がありました。、、、どうすればいいのだろうか?と真剣に考えていて 「そうだ!離婚すればいいんだ!」と閃きました。・・・これ、今思えば、大バカな話ですが、当時の僕にとっては「閃き=いいアイデア」だと思ったのです。

離婚が成立したら、妻は無職の障害者だから生活保護が適応されるのではないか? そうすればスムーズに病院に入れるのではないか? 妻が安定的に病院にいれる環境が手にはいるのなら、どんな方法でもいい。それなら、夫婦でいる必要などない。・・・と考えて、Webで無料離婚相談を探し電話してみたことがあります。

「あのぉ、何て言うか、離婚したいわけではないのですがぁ、、、、そのー、離婚についての条件などを知りたいのですが・・・」
「はぁ?」
「いや、今、説明するから話を聞いてください、実はこういうことなんです、、、etc」と色々事情説明した上で、、、「そういう訳で、入院費の軽減のために離婚したいのですが、これは法律的に出来ることなのでしょうか?」
相談員の方は、ちゃんと聞くだけ聞いておていから、「いやぁ、、それはですねぇ・・・。そうですね、法律の問題は弁護士に訊いたほうがいいですね。弁護士を紹介しましょうか?」
「あれ? 無料相談っていうので、電話してみたのですが、ここは弁護士さんではないのですか?」
「こちらは “心の相談” ですから。。。。」
「・・・・・」


<そばと涙>・・・2010年6月前半のある日曜日
転院してしばらくした日曜日、いつものように奥沢病院へ行き、帰りがけに自由が丘の立ち食いそば(正確にいえば、カウンターに椅子が置いてあるから、すわれる。)でざるそばを食べた。このそばはとても美味しい。この日は休日だったこともあり、混んでいた。70を過ぎた老夫婦が入ってきて、別々に空いているカウンター席に座った。僕のとなりにおばあちゃんが座ったので、「席、かわりましょうか?」と声をかけた。そうしたら 「大丈夫です。新婚じゃあるまいし(笑)」と気持ちよく断られた。70歳すぎで、こんなシャレた台詞で対応とは、センスがいいなと思った。その時ついじーんと来てしまった。「夫婦っていいな。うらやましいな。僕らも普通にこんなふうになりたかったな。」こみ上げてきたものを胸で止めて、涙目でそばを食べた。端から見れば、へんなおじさんだ。

この頃は油断すると、すぐに涙がまぶたからはみ出そうとしていた。
当時NHKの朝の連続ドラマ「ゲゲゲの女房」を見ていても、夫婦を見ると涙がやってきた(笑)はたして妻は幸せだったのだろうか?と急に不安になる。倒れる前は体調も悪かったのではないか?僕はまったく気がつかなかったけど、本当は苦しかったのかな?一人で悩みを抱え込んでいたことはないか? 今は無表情の目をみても、どこに焦点があっているのかがわからない。目の前に顔を近づけても、ぼくの目を見ているように感じなかった。何も答えてくれないから、ますます不安になる。だから一生懸命、毎日足をマッサージしているのかな? 答えてくれる日がくるように。


<整体とメッセージ>・・・・2010年6月上旬
友人で、音楽関係の会社の女性社長が、僕の事情を知り、整体をプレゼントしてくれた。僕の体調がボロボロだろうと心配してくれたのです。本当に嬉しいことです。身体を楽にする以上に、その「思い」にずいぶんと助けられました。

2010年6月のある日、僕は整体と聞いていたので、勝手にボキボキ!ガキガキッ!っていう男性だと思い込んでいました。ところが、その社長が連れて来たのは、可愛い女性でした。そして、その美人さんは、整体をする相手を女性だと思い込んで、その場所に来たようでした(笑)

彼女とはお互い、「何でだろうね?」と笑いながらの出会いとなりました。妻が倒れて約4ヶ月がたち、疲れも出ているのも確かだったので、整体はありがたかった。その上、かわいくて若い女性だったから、僕はますます機嫌がよくなり、すでに元気になったようだった(笑) 彼女は約1時間、足首、ひざ、腕、首、腹、などに手を置いて、エネルギーを入れてくれているようだった。その頃、疲れが溜まると気功治療も時々受けていたので、意味としてはきっとそのようなことだろうと思った。気を通していっているような感覚だった。下丹田にエネルギーが充実したような感覚を覚える。彼女は、或る日ハワイ島で朝日を見たときに開眼し、空気中のエネルギーが見えるようになってしまったそうだ。それ以来、こういうことが出来るようになったと話してくれた。普段は九州に住んでいるが、たまたま整体をするために東京に来ていて、そのことを知っていた社長が空いているスケジュールに入れ込んでくれたというわけだ。

一時間後、「よし、バッチリ!終わりました、OKですよ西嶋さん。」
「ありがとうございました。」「ハイ、ではこれからメッセージをお伝えします!」
「えっ?」・・・・というわけで、ここからが本題となります。

彼女によると、僕と妻は、前世では逆のことを経験していたのだそうです。ようするに、その前世では、僕が42歳で倒れて、妻が介護の人生を送ったそうです。しかし、この時妻はその辛い人生を受け入れたくなかったようです。現実を受け入れるには若すぎたのでしょう。とても辛かったそうですが、よく頑張ってくれて、僕は車椅子にのれるまで回復して、海辺の町で余生をすごし、人生を互いにまっとうして終えたということでした。それで、今回の人生は役割を逆にして経験をすることに決めて生まれて来ているということでした。これが本当かどうかは、今回の人生が終わってからでないと、どちらにしても分からないことです。しかし、この時この話を聞く前から、これは自分たちのミッションではないのか?という漠然とした気持ちもあったため、すんなりと受け入れることが出来ました。また、以前(5)の<ちょっと変な話し>で書いたように、受け入れることによるデメリットは全くないのでで、受け入れて、そう考えるのもいいなと思いました。自分たちで乗り越えられると思ったから計画したミッションであれば、乗り越えられることは決まっている。しっかりと怠けずに生きていけば、妻は必ず回復していくだろう。そう信じて、あせらず、時を待ちながら生きていこう。そう思った。

彼女はこんなことも言っていた。「西嶋さん。文章かくの上手じゃないですか? 前世では、学者さんでいつも研究発表のための論文を書いていました。なので、文書を書くことが上手なはずなんです。」 当時僕が書いた文章といえば、杉田二郎さんの3枚組ベスト「愛する人へ」 http://store.shopping.yahoo.co.jp/yamano/4107010483.html のライナーノーツ。Maochicaというピアニスト二人のユニットのベストアルバム http://www.maochica.com/whats_new.htm  のライナーノーツを書いたことがあったのですが、それだけでした。それ以前も特別にものを書いたことはありませんでした。しかし、これらのライナーを書いてい感じたことがあります。書く事によって<自分の人生と、人との繋がり、また音楽との繋がり>が確認できて、自分の思想を再確認することができました。自分自身がこういうことを考えている人なんだと、自分の文章を見て思った(笑)という経験をしました。この経験を通じ、たまに日記を書いてみたり、感情を見つめ直す為に、文章にしてみたりすることがありました。しかし、表現が稚拙で、文章が上手だと感じた事はありません。もしも前世の自分が上手であればそれは羨ましいものだと思いました。

彼女が不思議なことを言った。

「整体している間中、女性がいて、誰かな?って最初思っていたの。西嶋さんと話をしていて、それが奥さんだって途中でわかりました。それで、奥様からのメッセージです。まず、西嶋さんの体調を崩さないように気をつけてほしいと言っています。自分はもう前世で経験済みですから、介護の大変さをよく知っています。なので、無理をしすぎるとすべてのバランスが崩れるので、第一が自分、そして第二が奥さんという順番をしっかりと守ってください。そして最後に一つ、“香り”がほしいと言っています。よく考えてみてください。生活の中にあって奥さんの好きな香りです。それを持ってきてほしいと言っています。これがきっかけになって、リハビリが大きく前進します。さぁ、何でしょう?心当たりがありますか?」

「妻のところには、香りにより、脳を刺激しようと思って毎日、彼女のすきなラベンダーをはじめとした数種類のエッセンシャルオイルを枕やパジャマの襟元に振りかけています。なので、香りは足りているはずですが・・・・」

「うーん。おかしいですね。食べものかもしれないし、何か好きなものです。考えてみてください。」

そこまでわかるなら、香りの内容も教えてくれればいいのに。なんで謎かけなんだよ、意地悪だなぁ(笑)・・・・と思ったりしながら、この日の整体は終わりました。

翌日から、妻の顔を見るたびに、「何がほしいの? ねぇ、香りって何?」って聞いても、やっぱり答えてはくれません。さてさて、思いつくのは焼きうどんソース味の香りが好きだったということくらいだ。たこ焼き?お好み焼き?・・・おたふくソースってこと?ふーん、わからん。入院しているところは6人部屋。焼きうどんをもっていくのは、非常識だろう。さて、どうしよう?

6月12日(土) 仕事へ行く前に、まず病院へ向かった。直接行くときは自由が丘で降りて歩く。駅を降りて病院へ向かう途中にスターバックスがある。その前を通ったときに、確信とともの閃いた。「これだ!コーヒーだ!」そしてすぐに、今日のコーヒーのトールサイズをもって病院へいった。

「清美! ほら買ってきたよ! これでしょ? コーヒーでしょ? を買ってきたよ!」
・・・と言いながら、鼻先に蓋の飲み口の穴を近づける。

すごい反応だ! 目を大きく見開いた! そして、なんとコーヒーの香りの方にグイッと首を回した! それも、2回もだ! こんなに首を動かしたのは始めて見た!  これはすごい!! きっと妻は 「よくわかったね! 正解!」 と褒めてくれているのかもしれないと思った。確かにすごい反応だ。嗜好物とはこういうことなのだろう。そう言えば、朝起きればまずコーヒーだった。しかし、整体をしてくれた彼女の言葉がなければ、絶対に気づくことは出来なかっただろう。看護師さんに頼み、脱脂綿にコーヒーを浸して、手袋をつけて、口の中に入れ、味わってもらうことにした。液体をたくさん口の中に入れるわけにはいかない。肺に入ってしまうとよくないからだ。しかし、脱脂綿に少し浸して口の中で風味程度を味わってもらうくらいなら大丈夫だろう。こうして妻は4ヶ月ぶりのコーヒーを味わったのだ!たしかに、これがキッカケになって動きが出てくると伝えられたメッセージ通りのことが目の前で起こった。ほらほら、もう決めていることだけど、一般的には奇跡と呼ばれているらしいことが僕たちに近づいてきているよ!あせらず、ゆっくり、自分の力を信じて、リハビリをしていこう!明日はラテにしてみよう!
それから、毎日、スターバックスによってから病院へ通いました。
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未分類 | 08:57:03 | トラックバック(0) | コメント(3)
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2013-04-06 土 09:06:36 | | [編集]
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2013-04-07 日 08:04:18 | | [編集]
Re: はじめまして。
コメントありがとうございます!僕も絶対に妻は意識があると信じて、一度も疑いませんでしたが、それでも無表情が1年以上続くと、たまにふっと弱気になることもありました。しかし、今は確実に反応があるところまで来ています。本当に目に見えないスピードで、本人もがんばっています。それで、あれっ?という微かな動きが、広がってくるイメージです。ぜひ、当たり前のように信じて、自分だけは信じているから大丈夫、大丈夫と、へっちゃらな顔で、声をかけ続けて行ってください。お互いに、信じて、アプローチし続けましょう。
2013-04-12 金 20:53:52 | URL | T.Nishijima [編集]
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