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T.Nishijima

Author:T.Nishijima
2010年2月に妻が脳幹出血で倒れる。2013年3月に白雪姫プロジェクトと出会い、積極的なリハビリアプローチを始めるため、その回復への道のりを記録しようと日記をはじめました。また、このプロジェクトの存在を知ってもらいたいと思っています。
http://www.shirayukihime-project.net/

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I’ll be Back!


快晴!
今朝、一番のメールは、下成佐登子から「清美晴れ!」という笑えるメールだった。
そう、今日は外出日。佐登子さんに、Thumbs upマークを送り一日が始まった。
そして19時に、たけちゃんの回復に念をいれてから、これを書き始めた。

妻は3年9ヶ月ぶりに、私服を着ておでかけをした。運転は次男がする。助手席には妻の親友のまやちんが乗っている。僕と妻は、後部座席に偉そうに座っている。僕らがドライブをしている。土曜日はとても混んでいて、お出かけのうち4時間は車の中、現地には1時間半ということになった。

お昼に病院についたときに、すでに妻の気合いは入りまくっていた。体温は36.9℃、セーフだ。妻の親友のまやちんが、妻のために靴下をもってきてくれた。5本指のやつだ。毎日はくのはめんどうだけど、こんなお出かけの日にはこれがいい。少しでも血流が良いほうがいい。こういうちょっとした心遣いがうれしい。

2時間のドライブで、吸引は1回だけだった。目的地につくほんの5分前にコンビニの駐車場に入って吸引をした。明らかに、なるべく吸引しなくていいようにと、妻はなるべくゴクンと唾液を飲み込んでいたようにおもう。嚥下が意識的に出来るようになってきているということだ。これもすごい。

こういう、凄い事は、やはり必要にかられ、その対応のために生まれるということのように思う。座ることで、首を使う。とてもいやだから、首を横に振る。Yesを伝えたくて、なんとか右目だけでもまばたきをする。・・・というように、必要なこと、必死に伝えたいこと、は身体ががんばるのだ。

今日は快晴。光が飛び跳ねていた。あたたかいし、うれいしのだけど、妻の左目はまぶたがうまく作動しないままだ。窓から光が直接あたると良くないのだ。ほっておいたらきっと失明しちゃう。当然この可能性は予想していたので、今日も野球帽はもってきていた。目の保護のために、深めに帽子をかぶせれば目を守れる。・・・一週間前の練習外出でも、これは有効だった。

でもなぁ、、、先週思ったことは、これじゃぁ景色がかくれてしまうのでもったいない・・・ということだった。それで今日は、いつも運転で眩しい時に使っているサングラスを妻にかけてみた。

おー! I’ll be back! 

サングラスをかけた瞬間に、僕がそう声をあげた。ターミネーター好きの息子はすぐにバックミラーを見て「おー、いいね!」と反応した。あまりにカッコイイと思ったのと、道が混んでいて、つまらないこともあって、僕は妻の写真を撮った。それがこの写真だ。

光で顔半分が飛んじゃうようなポイントでシャッターをきったのが、けっこういい感じになった。元はもちろんカラーだけど、ターミネーターみたいにしたいと思って、カメラをいじっていたら、こんな風になった。なかなかクールだ。悪くない。

柴田先生とは8月前半にあった以来だ。妻は講演後、久しぶりの柴田先生との会話を楽しみ、そして親友のまやちんに話しかけた。その言葉のストレートさに、まやちんはビックリして、動揺していた(笑)・・・、これは僕は以前からわかっていたことなんだけど、まやちんは僕らをいたわってくれていて、妻も当然どんどん良くなって来ていると思うし、すべてわかっているよねと話しをしていた。でも、<そう思いたいという願望>として感じているという風に僕はうけとっていた。

あぁ、違うんだよな。清美は本当に全てわかっているんだけどな・・・でも、この微妙な感じは、僕はそのうちわかることだから、どうでもいいやと思っていた。本当にそうおもっていても、思おうとしている段階でも、どってでもいい。だから、僕はそこについては話しをしなかった。だって、誰だって、身内が真剣にそんな話しをしたら、「そうですよね、きっとそうです。わかります。」ってことくらいしか、セリフはない。

それを、妻は柴田先生経由でまやちんに指摘した。僕は「あーあ、言っちゃった」って(笑)妻は親友には、はっきりと明確に理解してもらいたかったのだろう。「私、ぜんぶわかっているよ。でも、しゃべれないだけなの。だから、以前のように普通に話しをしてほしい。」と言い始めた。ぜんぶの言葉を覚えていないけど、要約すると、、、「私は普通にすべてわかっているのに、みんなかわいそうとか、そんなムードで、会話がちょっと遠い感じというか、気をとてもつかってくれていて、そのポイントがずれている」・・・ということを伝えていた。

へー、よくこんなこと言えるようになったね。妻の性格を考えると、前ならぜったい口にしない切り口だろうと思うけど、それだけ、親友にはわかってもらいたかったのだろう。まやちんは、びびって言葉がなかった。車の中でも反省しきりだった(笑)こうやって、一人一人、ほんとうに妻に言葉があり、思想があり、感情がはっきりとあることを、、、ついに、本人が伝えはじめたのだ。

もちろん、柴田先生経由である。柴田先生が通訳をするときのこの柴田先生の手だけでも、おいて行ってほしいくらいだと言っていた(笑)台詞がいい。なかなか、いいセンスだなと思った。

今日の柴田先生は、スーツを着て、障がい者たちのほとんどに言葉がある事実を伝えようと、暑く講演をしていた。それに聴き入っていた妻は、講演後、柴田先生に伝えた言葉は、「私の病室に、笑いながら入ってくる人は、柴田先生とお優さんだけで、この人たちは、ただものではないとおもっていたけど、柴田先生は、ただ笑っているだけでなく、ちゃんと真面目に話しもするのですね。」・・・というジョークだった(爆)もしかしたら、本気の言葉だったのかもしれない(笑)

5時間半の外出。往路2時間ドライブ ミーティング1.5時間 復路ドライブ2時間。
すごいな。こんな事が出来るようになった。すごいぞー!すごい!
あー、楽しかった。 I’ll be back!!
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未分類 | 21:40:07 | トラックバック(0) | コメント(7)
コメント
かっこいい(^ー^)ノ
いかした写真ですね
片道2時間はかなりのドライブでしたね。トラブルもなく無事のご帰還おめでとうございます
きっとまた、たけちゃんにも会えますね。
2013-11-23 土 22:06:09 | URL | くるりん [編集]
あー 見透かされていた
今日はたかさん、ゆうきちゃんおつかれさま(^^)
私の心を読まれて、タジタジでした(汗、汗)
何をどうはなしていいか、わからない状態でした

こうなる前の清美ちゃんは、いいたいことをつねにどこかではぐらかしている
言葉をつねにどこかで飲み込んでいる彼女でした
それを柴田先生が、私に指摘したときも衝撃、さらに逆なあまりにもストレートすぎる清美にも衝撃でした
私のつねにオブラートに包み込むような感じにイライラしていたようね(^^)
いつの間にか上から目線になっていた私には、一発殴られた感じです
対等な関係こそいい友人関係を作る ごめんね(^^)
2013-11-23 土 22:54:52 | URL | maya [編集]
ボランティアしていました♪
初めまして♪ 昨日お会いできたのですが、受付にいて、後ろの立ち見で拝見させていただきました。
いらしてくださって、とても感激しました。
ありがとうございました♪(*^_^*)
2013-11-24 日 12:10:15 | URL | chieko hattori [編集]
外出おめでとうございます。
うちは4月に倒れているので、やっとこれから回復期から療養型病院へ転院する時期です。病院探しに三カ月くらいかかってしまいました。
まだ7カ月の新米ですが、いつか外出できる日が訪れるのでしょうか。。。
ディズニー好きの嫁をディズニーに連れていくのが夢なんですが。
また、いつか柴田先生のような人と出会い、意思疎通ができればなぁと思っています。
外出は本人にとっても希望が持てますし、いい刺激になるでしょうね。
2013-11-27 水 08:54:51 | URL | kazno [編集]
Re: タイトルなし
コメントありがとうございます。今、一番大変な時期だろうと思います。まわりの方々から見ると、少し気持ちは落ち着いたとおもっても、そう簡単なことではないですから。また、色々な手続きにも、障壁が立ちふさがっている段階が、最初の1年半です。さまざまな手続きに翻弄されならがらも、日々の生活は当然あるわけで、仕事もしないとならない。そんな時期だということが、よくわかります。僕自身、3ヶ月経ったことに、気がついたら50才をこえてから生まれてはじめてのアトピーになり、それが半年つづきました。完全に体力的なものと精神的なダメージが、ダブルパンチで身体に異変を起こして、肉体と精神が悲鳴をあげているよと教えてくれました。いつも無理してでも会社にでるのですが、ちょうど7ヶ月くらいの頃だったと思いますが、立ち上がれなくて会社を休んだことを思い出しました。無理をつづけると、その反動がきますから、身体をやすめたり、身体がきついときは、妻の病院への面会をちょっとお休みしたりという、まずは自分のバランスを整えていくことが大切だと感じたのが、ちょうどこのあたりだったと思います。ぜんぶやりたくて、無理をすると、結局たおれちゃって、全部があとまわしになったりして、結局は、バランスをとりながら、1歩づつということなんだなと思いました。

療養型にいかれるとのこと。僕は知識がなかったから、妻を尖足にしてしまいました。マッサージだけでもしっかり出来るといいのですが、ともあれ、まずは自分の身体です。ご無理しないように、一歩づつ。その一歩はディズニーランドに続いています。
2013-11-29 金 18:16:30 | URL | T.Nishijima [編集]
ありがとうございます。
さすが私のお気持ちをよくおわかりですね。
手続きの障壁も少しずつ解消されてきていて、精神的負担は減っているように感じています。とはいえ、仕事にいまだに集中できず、このままでいいのだろうかと悩み続けています。
回復期リハに半年いたので尖足は軽いほうではあると思います。しかし療養型での今後が心配でなりません。
夢のディズニーランド、何年かかるかなぁ~。
2013-12-11 水 09:02:01 | URL | kazno [編集]
Re: ありがとうございます。
今はまだまだ先だと思いますよね。しかし、毎日を積み重ね、やりつづけると、気がつくと行ける日がやってきます。僕たちの場合は、3年10ヶ月というわけです。時間は多少前後ありますが、リハビリはウソつきません!
1歩、まず1歩。顔を近づけて話しをすること。大きな声でなく、普通の声で、聴こえていることが当たり前だというボリュームで会話することも、本人がわかってもらえているというサインになるのではないか?と思い、僕は、妻に大きな声で話したことはありません。いつも、「あ、そうそう、それでね・・」というテンションで話しかけていました。最初は、壁うちですけど、必ず聴こえています。心に届いています。それは事実です。
2013-12-15 日 00:10:02 | URL | T.Nishijima [編集]
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