■プロフィール

T.Nishijima

Author:T.Nishijima
2010年2月に妻が脳幹出血で倒れる。2013年3月に白雪姫プロジェクトと出会い、積極的なリハビリアプローチを始めるため、その回復への道のりを記録しようと日記をはじめました。また、このプロジェクトの存在を知ってもらいたいと思っています。
http://www.shirayukihime-project.net/

■最新記事
■最新コメント
■最新トラックバック
■月別アーカイブ
■カテゴリ
■検索フォーム

■RSSリンクの表示
■リンク
■ブロとも申請フォーム
■QRコード

QR

スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


スポンサー広告 | --:--:--
Voices From The World
今日は講師としての年内ラスト授業だった。講義を終えて資料整理をしていたら、病院にくるのが19時となってしまった。妻はもう僕がこないと思っていただろう。もちろん食後ですでにスヤスヤと眠っていた。「眠たかったらそのまま目を閉じていてね。大丈夫だよ。」<パチリ>と目を覚ました妻は、首を動かして、まばたきをして挨拶をくれた。

挨拶は大切。まばたき一つでこんなにうれしいのだから。

「一応訊くよ。一応だからね。無理はしなくていいよ。では訊きます。、、、端座位、、、やる?」<パチリ>「えー!本当にやるの?」<パチリ>「オーケーオーケー、OK牧場」・・・ということで、端座位を25分程度おこなった。この間、聴いていた曲がこの曲だ。「Voices From The World」 今日の授業で制作過程を細かく分析して解説していった。

http://sidekick-inc.com/VFTW_Jp.html

ゲストにこの作品を作った斉藤英夫さんを招いて授業をおこなった。楽曲の完成までの道のりを、世界から集まった素材をみながら解説していった。オーストラリア、カナダ、ルーマニア、韓国、アメリカ、イタリア、ドイツ、バングラディシュ、トルコ、ウクライナ、アイルランド、イギリス、日本、から参加してくれた「声」の素材を見ながら、この断片がインターネット経由で送られてきたすべてを「愛」の塊ととらえて、音質の良し悪しを超えて作り上げたこの曲は、やると決めた衝動を実行にうつし、情熱を燃やしつづけた結果である。

やると決めたその日から2年9ヶ月をついやした。よく燃え尽きなかったものだ。音楽というものの出来ある原動力、それを確かめるいい機会となると思ってこのプログラムを組んだ。最近はどうしてもすべてが経済でまわっていると感じるが、もともと芸能の起源はそういうものではない。もともとは、心や脳みそがわしづかみにされて、揺り動かされる出来事から生まれた表現である。その根本が忘れられがちになっているのではないか?赤ちゃんがオギャーと表現するようなことと同じ次元で、突き動かされる衝動から音楽は生まれてきたはずだ。

このVoices〜という曲もそうだ。震災直後に作りはじめたこの曲は、完成までに2年9ヶ月かかった。通常のチャリティーソングとはちがい、世界の人たちから届いた日本へのメッセージがきっかけになり、世界からの「声」をあつめたものを音楽として作り上げて、もう一度世界へ発信したいという、斉藤さんの「気持ち」から始まった。これが音楽だ。

「ねー、聞いてる?斉藤さんのこと、知らないよね?話したことあったかな?」<パチリ>「へー、80年代に森川美穂のレコーディングでも演奏してもらったりしていたから、その時に、話しをしたことがあったのかな?」音源を聴かせては、こんな話しをしながら25分。

端座位を終えたらもうぐったりしたようで、すぐに目をとじていた。それでも座る事への執念がしっかり根付いているのは、やはり、座る事の大切さを実感しているからだと思う。とにかく、<座れるときには座ろう!キャンペーン>中だ。このキャンペーンはまだまだ続く。今日はこの世界から集まったVoices たちが、妻の端座位を支えてくれた。
スポンサーサイト


未分類 | 22:33:17 | トラックバック(0) | コメント(0)
コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。