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T.Nishijima

Author:T.Nishijima
2010年2月に妻が脳幹出血で倒れる。2013年3月に白雪姫プロジェクトと出会い、積極的なリハビリアプローチを始めるため、その回復への道のりを記録しようと日記をはじめました。また、このプロジェクトの存在を知ってもらいたいと思っています。
http://www.shirayukihime-project.net/

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意地悪しているわけじゃない。
昨日、病院へ行ったらクリスマスコンサートをやっていた。そう言えば昨年もやっていたけど、あれはクリスマスだったのだなと思い出した。柱にかくれていてる場所から見たので、しっかりとした編成はわからないけど、たぶんstringsが4421&keyという編成のようだ。

生の音はとてもいい。リハビリルームはフローリングだから、ちょうどいい反響音で目をとじて聴いていたら、いつのまにか眠ってしまった。このような音楽の中で眠るのは、たいへん気持ちがいいものだ。やはりヘッドホンとかイアホンとかじゃなくて、生で聴く音がいちばんだろう。

このコンサートのあと、妻の髪の毛を切った。一人でやったので、とても大変だった。少しパンキッシュな状態となったが、許してもらうしかない。いつも理容師さんにやってもらっているのだが、僕のスケジュールが2月後半まで会わないのだ。さすがに目に髪の毛が入りやすいくらいになってきたので、もう切るしかない。

きっと妻は心の底から嫌がっているはずだ。そもそも髪の毛は伸ばしたい、出来れば腰まで伸ばしたいと言っていた。柴田先生が8月に来てくれた時にも、そう言っていた。その上、そもそも僕との信頼関係がない。僕の「えいやっ!」という生き方にいつも戸惑いを感じながら、振り回されていた妻は、髪の毛を切るのも「えいやっ!」とやるに決まっていると思っているにちがいない。

さすがだな、その通りです。ゆっくり悩みながらやっていたら処置の時間に間に合わない。だからやっぱり僕は「えいやっ!」ってジョキジョキと髪の毛を切っていく。目のまえにバサリ、バサリと落ちる髪の毛の束。きっと声が出るなら「ギャー誰か、助けて!」と叫んでいただろう。しかし、残念ながら気管切開しているために声は出ない。「ふふふ、残念だね。あきらめてもらうしかないな。」と、羊たちの沈黙のアンソニー・ホプキンスのような残酷さで冷徹にジョキリジョキリとハサミは走り出したら止まらない。きっと耳のそばをカットするときのその音は、最悪のサウンドだっただろう。

そんなわけで、処置の時間にまにあうように「えいやっ!」とカットしたら、少しパンクな感じになった。ぼくはそんなのも好きだ。本当はエイリアン3のシガニー・ウィーバーみたいにしてみたいと思ったけど、まずはちょっとだけツンツンパンクでストップした。来年の2月後半には、このパンキッシュなヘアスタイルを一度、まともに揃えてもらうという約束で、妻には許してもらった。

そして今日、ちょっと不機嫌な顔をしている妻を車椅子にのせて、専用ヘアメイクとして髪の毛をといたり、顔をふいたりしていたら、首をぐいーんとまわした。妻は顔をさわれるのは嫌いだ。でも細かい髪の毛がまだのこっていたりしたから、顔をふくのだ。そうすると「いやだ!」とでも言うように首を①ぐいーん、②ぐいーん、③ぐいーん、④ぐいーん、と大きく首を振るように動かした!これは台詞をいれると「いやだ、いやだ、いやだ、いやだ!」である。「すごい!こんなこと出来るの?すっごくいいね!」とつい一人で叫んでしまった。ようするに、首を2往復ぐいーんした。

今までは、出来ても入魂の1回だった。やれたとしても一日1回限定のわざだった。ところがそれが、4回連続だ!すごすぎる。嫌がらせをしているわけではないのだけど、嫌がらせも悪いことだけではないらしい。
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未分類 | 19:26:08 | トラックバック(0) | コメント(2)
コメント
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2013-12-24 火 07:10:41 | | [編集]
Re: 何かお役に立つのではないかと思いました。
情報をありがとうございます!
本当に、色々なケースがあり、色々な方々がそこから回復されています。
今は、医者としても、いいことを言い過ぎると、そうならないじゃないかと訴えられたりするから
どうしても防御するために、厳しい言い方をするということがあるようです。

本当は、それは本末転倒ですね。医者は、患者にまず勇気や希望を与えなくてはならないはずですが、それがやりにくい世の中なのが現代なのでしょう。それでも、研究者がそのことに直面するケースはいくつか本を読みました。脳外科医が脳腫瘍になって、それを書けなくなるまで記録とつづけたケースや、よくなったケースでいえばジルボルトテイラーさんですね。彼女のTEDでの話しっぷりを聞いていると、まさか、倒れたなんて本当?って思ったります。とにかく、脳は不思議、というか人間は不思議、というか生命は不思議なことだらけです。

かっこちゃんがいうように、ゆっくりだけど、あきらめなければ、どこまでも、どこまでも、治るという言葉は、事実だと思いますし、とても勇気を与えてくれる言葉だなと、感心しながら聞いていました。
2013-12-30 月 01:04:21 | URL | T.Nishijima [編集]
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