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T.Nishijima

Author:T.Nishijima
2010年2月に妻が脳幹出血で倒れる。2013年3月に白雪姫プロジェクトと出会い、積極的なリハビリアプローチを始めるため、その回復への道のりを記録しようと日記をはじめました。また、このプロジェクトの存在を知ってもらいたいと思っています。
http://www.shirayukihime-project.net/

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軒下ヒーリングミスト


今日は熱もないのに目があかない。どうするの?と尋ねると、うっすら目をあけて、弱々しく「う」とだけ答える。行くの?と訊くと「い」。あぁ、続けてやるの大変なんだね。「う」「い」じゃ、まるで酔っぱらいの僕みたいだぜ。逆だよ。「い」「く」だろ?続けてやるのは難しいんだね。<パチリ>、、、と、こんな具合である。しかし、車椅子には乗りたいとの意思表示だ、はい乗りましょう。

鬱陶しい梅雨も、僕らには恵みの雨。なんと言っても、暑くないのが一番だ。「ザー」というより、「サー」っていう雨音が、気分的湿度を和らげてくれる。それに今日は風が気持ち良い。病院の入り口の軒下、細かいミストが風に運ばれしっとりと顔を潤す。濡れるというほどではないから、ここでいいや。

あのね、陰暦ではこの時期の梅雨が五月雨なんだよ。「さ」は田植えの意味もあるんだってさ。陰暦五月、当時は今より一月遅い、この時期が田植えのタイミングだったんだね。「さ」はもちろん五月の「さ」でもある。「みだれ」は「水垂れ」で“雨”のこと。「さ」は、田植え、旧暦五月、の「さ」、そして雨、どこまでも日本語は、同じ音で構成された言葉の共通性を大切に遊ぶ。それが、オヤジギャグと言われる、駄洒落やスポーツ紙のタイトルまで続いているのが日本文化かもな?などと、意味不明な理論を展開しながら会話をしていたら、妻の左手が急に動き出した。
https://www.facebook.com/photo.php?v=475422229202097
すごいすごい!目をつぶって、気持ち良さそうに、風に吹かれている間も、一人で特訓をやっていたんだね!すごいね!これ「新しいこと」かも。左手に意識を集中していて、きっと僕の理論的、学術的なお話は聞いちゃいなかったんだな(笑)、それでいいさ。僕は素振りには慣れている。六月の五月雨に、話し続けて、言葉は雨の音に吸い込まれて行く。それでいいのだ。

じぇじぇ!軒下デートは気がつけば一時間。
いけね、処置の時間だ!・・・あわてて、ベッドに戻り、ぎりぎりセーフ!
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未分類 | 21:49:54 | トラックバック(0) | コメント(0)
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